グループリーグ初戦で解消したアルビレックス新潟シンガポール
2016リーグカップのグループステージ第1節が14日に行われ、アルビレックス新潟シンガポールとホーム・ユナイテッドが対戦した。ヤングライオンズを除くSリーグ8クラブが参戦する今季のリーグカップ。4クラブずつ2組に分かれて総当りのグループステージを対戦。各グループ上位2クラブが決勝トーナメントへ進出する。
アルビレックス新潟シンガポールは、ホーム・ユナイテッド、バレスティア・カルサ、ゲイラン・インターナショナルとともにグループBに入った。
アルビレックス新潟シンガポールはシンガポールカップ準々決勝の4バックからシステムを従来の3バックへ戻し、リーグカップ開幕戦へ臨む。矢澤忠晃がリーグ戦第2節以来の先発出場となった。
試合は2連覇を目指すアルビレックス新潟シンガポールが開始から攻勢に出る。6分、右サイドでボールを受けた稲葉修土が放ったミドルシュートはゴール左へ外れる。11分にはゴール正面、距離のあるところから河田篤秀が強烈なシュート。しかし、枠を捉えることはできなかった。13分にも左サイドの田中脩史からボールを受けた河田篤秀がペナルティエリア内から左足で狙った一撃もゴールを捉えることはできなかった。
31分には左サイドから稲葉修土のスローインを受けた藤原賢土が右足でクロス。中央の河田篤秀が合わせるが、ヘディングシュートはGKの正面だった。攻撃の手を緩めないアルビレックス新潟シンガポールは32分、ハーフウェイライン付近中央でボールを受けた河田篤秀が右サイドの矢澤忠晃へ展開。矢澤は鎌田啓義へと送るとそのまま右サイドをドリブル突破、ペナルティエリアに進入した鎌田がゴールライン付近から中央へ送ると走り込んだ乾達朗が左足でゴール。鮮やかな形でアルビレックス新潟シンガポールが先制に成功した。
試合は終始アルビレックス新潟シンガポールがペースを握り前半を折り返す。
後半に入っても流れは変わらない。47分、右サイドから矢澤忠晃がスローインを送るとペナルティエリア内の河田篤秀がヘディングで中央へ送る。逆サイドにこぼれたところにフリーの田中脩史が左足で強烈なシュートを放つ。決定的なシーンだったがGKの正面を突いてしまい追加点とはならない。
58分、アルビレックス新潟シンガポールは長崎健人と乾達朗に代えて、地頭薗雅弥と三根和起を投入。すると60分、右サイド矢澤忠晃のクロスに三根和起が早速飛び込むがシュートは惜しくもGKに阻まれる。
しかし69分、地頭薗雅弥から左サイドの田中脩史へ送ると右足で中央へクロス、これを三根和起がヘディングで落とすと最後は河田篤秀がゴール。途中出場の選手が絡み、アルビレックス新潟シンガポールがリードを2点へと広げる。その後も決定機を作ったが、試合は、2-0で終了した。
前後半に1点ずつを奪ったアルビレックス新潟シンガポールが危なげない試合運びで快勝。リーグカップ2連覇へ向けて、幸先良いスタートを切ることに成功した。
【スコア】
ホーム・ユナイテッド 0-2 アルビレックス新潟シンガポール
【得点者】
0-1 32分 乾達朗(アルビレックス新潟シンガポール)
0-2 69分 鎌田啓義(アルビレックス新潟シンガポール)
By サッカーキング編集部
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