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工藤が復帰2戦目で得点、ダイビングヘッド叩き込む…バンクーバーはドロー

2016.07.17

バンクーバーでプレーする工藤(写真は3月のもの) [写真]=Getty Images

 MLS(メジャーリーグ・サッカー)の第19週目が16日に行われ、FW工藤壮人が所属するバンクーバー・ホワイトキャップスはオーランド・シティと対戦した。工藤は先発出場を果たしている。

 5月にあごを骨折した工藤は、13日のレアル・ソルトレイク戦で先発出場を果たし、約2か月ぶりに復活を遂げた。今節も続けてスタメンに名を連ね、1トップとして起用されている。対するオーランド・シティは元ブラジル代表MFカカがそけい部の負傷で欠場。同MFジュリオ・バチスタなどがスタメン出場を果たした。

 先制点を奪ったのはオーランド・シティ。14分、左サイドから横パスを受けたジュリオ・バチスタがエリア付近で右足を振りぬくと、ボールはDFに当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれた。

 一方のバンクーバーは35分、エリア内のこぼれ球に反応した工藤が右足でシュートを放つ。これはGKジョー・ベンディクに阻まれるが、こぼれ球をニコラス・メスクイダが頭で押し込み、同点に追いついた。

 さらに43分、バンクーバーは右サイドでFKを獲得すると、クロスボールにファーサイドへ走りこんだ工藤がダイビングでヘディングシュートを放つ。これがゴールニアサイドを射抜き、ネットを揺らした。工藤はシーズン2得点目となった。このままバンクーバーがリードしてハーフタイムを迎える。

 後半に入って50分、オーランド・シティが同点に追いつく。CKのセカンドボールを拾うと、左サイドからクロスボールを供給。これにエリア内でカイル・ラリンが頭で合わせ、ネットを揺らした。

 勢いに乗るオーランド・シティは59分、ジュリオ・バチスタがエリア内で倒されPKを獲得する。このチャンスにジュリオ・バチスタ自身がキッカーを務めたが、シュートは枠外へ外れ、ゴールを奪うことはできなかった。

 その後は両チームこう着状態が続く。得点を狙うバンクーバーは82分、工藤に代えてエリック・フルタードを投入した。

 しかしその後ゴールは生まれず。試合はこのままタイムアップを迎え、両チーム勝ち点1ずつを分け合った。バンクーバーは次節、23日に敵地でヒューストン・ダイナモと対戦する。

【スコア】
バンクーバー・ホワイトキャップス 2-2 オーランド・シティ

【得点者】
0-1 14分 ジュリオ・バチスタ(オーランド・シティ)
1-1 35分 ニコラス・メスクイダ(バンクーバー・ホワイトキャップス
2-1 43分 工藤壮人バンクーバー・ホワイトキャップス
2-2 50分 カイル・ラリン(オーランド・シティ)

By サッカーキング編集部

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