バンクーバーでプレーする工藤(写真は3月のもの) [写真]=Getty Images
MLS(メジャーリーグ・サッカー)の第19週目が16日に行われ、FW工藤壮人が所属するバンクーバー・ホワイトキャップスはオーランド・シティと対戦した。工藤は先発出場を果たしている。
5月にあごを骨折した工藤は、13日のレアル・ソルトレイク戦で先発出場を果たし、約2か月ぶりに復活を遂げた。今節も続けてスタメンに名を連ね、1トップとして起用されている。対するオーランド・シティは元ブラジル代表MFカカがそけい部の負傷で欠場。同MFジュリオ・バチスタなどがスタメン出場を果たした。
先制点を奪ったのはオーランド・シティ。14分、左サイドから横パスを受けたジュリオ・バチスタがエリア付近で右足を振りぬくと、ボールはDFに当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれた。
一方のバンクーバーは35分、エリア内のこぼれ球に反応した工藤が右足でシュートを放つ。これはGKジョー・ベンディクに阻まれるが、こぼれ球をニコラス・メスクイダが頭で押し込み、同点に追いついた。
さらに43分、バンクーバーは右サイドでFKを獲得すると、クロスボールにファーサイドへ走りこんだ工藤がダイビングでヘディングシュートを放つ。これがゴールニアサイドを射抜き、ネットを揺らした。工藤はシーズン2得点目となった。このままバンクーバーがリードしてハーフタイムを迎える。
後半に入って50分、オーランド・シティが同点に追いつく。CKのセカンドボールを拾うと、左サイドからクロスボールを供給。これにエリア内でカイル・ラリンが頭で合わせ、ネットを揺らした。
勢いに乗るオーランド・シティは59分、ジュリオ・バチスタがエリア内で倒されPKを獲得する。このチャンスにジュリオ・バチスタ自身がキッカーを務めたが、シュートは枠外へ外れ、ゴールを奪うことはできなかった。
その後は両チームこう着状態が続く。得点を狙うバンクーバーは82分、工藤に代えてエリック・フルタードを投入した。
82' #VWFC sub: @masatokudo9 comes out to a huge round of applause. @Etado19 in. pic.twitter.com/YQVo36Sn95
— Vancouver Whitecaps FC (@WhitecapsFC) July 17, 2016
しかしその後ゴールは生まれず。試合はこのままタイムアップを迎え、両チーム勝ち点1ずつを分け合った。バンクーバーは次節、23日に敵地でヒューストン・ダイナモと対戦する。
【スコア】
バンクーバー・ホワイトキャップス 2-2 オーランド・シティ
【得点者】
0-1 14分 ジュリオ・バチスタ(オーランド・シティ)
1-1 35分 ニコラス・メスクイダ(バンクーバー・ホワイトキャップス)
2-1 43分 工藤壮人(バンクーバー・ホワイトキャップス)
2-2 50分 カイル・ラリン(オーランド・シティ)
By サッカーキング編集部
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