今季初ゴールを決めた久保裕也。26日のCL予選後に日本代表に合流する [写真]=Getty Images
スイス・スーパーリーグ第1節が23日に行われ、ザンクト・ガレンとFW久保裕也が所属するヤング・ボーイズが対戦した。
2015-16シーズン7位のザンクト・ガレンが、同2位に終わったヤング・ボーイズをホームに迎えての今シーズンの開幕戦。昨シーズンはリーグ戦29試合に出場し、9得点を挙げた久保はベンチスタートとなった。
最初のチャンスを作ったのはヤング・ボーイズ。18分、浮き玉のスルーパスでエリア内に抜け出したミラレム・スレイマニがボールを上手くキープして、エリア内左から右足でシュート。しかしながら、相手DFにブロックされて枠を捉えることができない。
対するザンクト・ガレンは43分、エリア外右でボールを受けたマルコ・アラトーレがドリブルで相手DFをかわしながら、エリア内右に進入。思い切り良く右足を振りぬいたが、ボールはゴール右上に外れた。前半はこのまま終了し、スコアレスで折り返す。
後半に入って55分、ヤング・ボーイズが試合を動かす。右CKからヨリッチ・ラベがマイナス気味にグラウンダーのクロスを供給。エリア内中央にフリーで走り込んだレオナルド・ベルトーネが右足で合わせると、ボールはゴール右下に吸い込まれた。
攻撃の手を緩めないヤング・ボーイズは83分に久保裕也を投入。すると直後の84分、自陣からのロング-ボールの処理で相手GKとDFが連携ミスし、ボールがこぼれる。走り込んでいた久保が無人のゴールに左足で流し込み、ヤング・ボーイズはリードを2点に広げた。
試合はこのまま終了し、ヤング・ボーイズが敵地で開幕戦に勝利を収めた。久保は83分から途中出場し、試合終了までプレー。負傷によりコンディションが心配されていたが、リーグ開幕戦で結果を残して好調をアピールした。
ヤング・ボーイズは26日にチャンピオンズリーグ予選3回戦第1戦でシャフタールと対戦。リオデジャネイロ・オリンピックの日本代表メンバーに選出されている久保は、この試合を終えてからブラジルへ旅立つことになる。
By サッカーキング編集部
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