開幕5試合で52もの失点を喫したソイミ・プンコタ(画像はイメージ) [写真]=Getty Images
ルーマニアのリーガ2(2部リーグ)に所属するソイミ・プンコタが、極度の成績不振に陥っている。同クラブは開幕5試合を終えて全敗、得点はゼロ。そして失点は「52」に達している。
ソイミ・プンコタは2013-14シーズンにリーガ3(3部リーグ)を制し、リーガ2に昇格。昨シーズンは20クラブ中9位と、上々の成績を残した。しかし今シーズン開幕前、本拠地であるアラド県のプンコタとの関係が悪化。ルーマニアメディア『Radio Timisoara』によると、クラブ会長と自治体との協議の結果、本拠地移転が決まったという。
同県内のコミューンであるシリアに移転したソイミ・プンコタだが、ルーマニアメディア『Digi Sport』によると、移転前の本拠地だったプンコタからの金銭的サポートを受けることができなくなり、資金が底をついた。苦しい状況で迎えた8月6日の開幕戦では0-16と記録的な大敗。翌節は0-7、第3節は0-18と、開幕3戦で二桁失点を2回記録する大惨事となった。同メディア『sport.ro』によれば、第3節の登録メンバーは11名のみで、ベンチ入りをした選手がいない状態だったという。
リーガ2公式HPによると、ソイミ・プンコタは第3節終了後に監督を交代。アルゼンチン人指導者のペドロ・パスクリ氏を招へいし、新たなスポンサーとの契約にも目処がついたという。
ただ、指揮官交代後も連敗は止まっていない。第4節は0-9、第5節は0-2で敗れ、5試合で喫した失点は「52」に達した。未だにゴールを挙げられておらず、苦しい戦いが続く。ただ、直近の第5節は今シーズン最少の2失点に抑えており、復調の兆しが見えてきているのかもしれない。
なお、ソイミ・プンコタのほかにも開幕5連敗を喫したクラブが2つあり、5試合で1勝にとどまっているクラブも4つある。まだまだ挽回は可能だが、下位5クラブが3部へ降格するルールの下、得失点差マイナス52を負っているソイミ・プンコタが苦しいシーズンを送ることは避けられないだろう。今後の巻き返しはなるだろうか。
By サッカーキング編集部
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