先制ゴールをマークしたベイル [写真]=AMA/Getty Images
ウェールズ代表は12日、2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選のグループD第4節でセルビア代表と対戦し、1-1の引き分けに終わった。試合後、得点を決めたFWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)が残したコメントを、12日付けのイギリス紙『デイリー・ミラー』が伝えている。
グループで3位のウェールズは、セルビアに勝てば順位を逆転できる重要な一戦を迎えた。30分、右サイドの高い位置でハル・ロブソン・カヌ(ウェスト・ブロムウィッチ)がボールを奪取し、エリア手前にいたベイルへ鋭いパスを送る。同選手はトラップから素早いモーションで左足を振り抜き、ゴール中央にシュートを突き刺した。
ベイルの活躍でリードを奪ったウェールズだが、試合終盤の85分に悲劇が訪れる。セルビアのFWアレクサンダル・ミトロヴィッチ(ニューカッスル)にヘディングを叩き込まれて追いつかれ、土壇場で勝利が手からこぼれ落ちていった。そのまま試合は終了し、1-1の引き分けに終わっている。
これにより同グループは、オーストリアに勝利したアイルランドが勝ち点10で単独首位に立ち、2位に勝ち点8のセルビアがつけることになった。3試合連続ドローとなったウェールズは首位から4ポイント差の3位で、厳しい戦いを強いられている。
ベイルは「戦い続けないといけない。成し遂げられると、まだ信じている。ハードワークを続け、やるべきことをこなして行けば、少しは運も味方してくれるだろう」と、厳しい状況下でも諦めない姿勢を貫くと宣言した。
またクリス・コールマン監督は「タフな戦いになるのは分かっているけど、突破して結果を残す実力はあるはずだ。僕らは以前にそれを証明しているからね」と、ユーロ2016での健闘を引き合いに出し、自分たちを信じ続けていることを明かしている。
欧州予選では本大会ホスト国のロシア代表を除く52カ国が9つのグループに分けられ、総当りでの対戦に勝ち残った各組の1位チームが本大会の出場権を獲得。2位となった9チーム中8チームがプレーオフを行い、勝ち抜いた4チームも予選を通過することとなる。
By サッカーキング編集部
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