SKブランのサポーター(2017年撮影) [写真]=Getty Images
ノルウェー1部SKブランに所属する9選手が、今月10日に起こったスキャンダルについて、クラブ公式サイトを通じて声明文を掲載した。
ブランの12選手は、9日に行われた練習試合の後にナイトクラブを訪れ、7人の女性を引き連れて本拠地『ブラン・スタディオン』に侵入。10日未明まで、スタジアムのドレッシングルームやピッチなどで性行為を行ったと報じられていた。また、性的暴行や違法薬物使用の疑惑も浮上し、クラブは警察の捜査を受けていた。
ブランは20日、パーティーで中心的な役割を果たしていたとして、生え抜きのMFクリストファー・バルメンを解雇。スキャンダルにより脅迫を受けたというデンマーク人GKミケル・アンデルセンとも、双方合意の上で契約を解消した。さらに同クラブは、11日に退団していたDFヴェガルド・フォレンもパーティーに関与していたことを明かした。
また、同クラブは「飛び交っている噂や憶測の多くは、証拠となるものが見つかっていない」との見解を示しつつ、「ガイドライン、一般的な規範、新型コロナウイルスの感染防止規則、そして従業員に求められる合理的な期待に背いた」として、他の10選手に厳重注意を言い渡していた。
そんななか、キャプテンのデンマーク人MFダニエル・ペデルセンら9選手もパーティーに参加していたことを公表。9選手は23日に連名の声明文を発表し、スタジアムでの飲酒が事実であることを認めて謝罪した。一方、9人は自身らがドラッグおよび性行為に関与したことを否定している。
「8月10日の夜、『ブラン・スタディオン』に集まった私たちの判断は誤っていたと反省しています。このことが反響を呼んだことは十分に理解しており、ブランとノルウェーのサッカーを愛する皆様に謝罪いたします。同時に、『ブラン・スタディオン』での集まりに関するメディアやソーシャルメディア上の噂の多くを、私たちは認めていないことを明確にすることも重要です」
「私たちは、薬物使用とは完全に距離を置いていることを明確にしたいと思います。『ブラン・スタディオン』では、アルコールを飲みましたが、他の薬物は摂取していないと、私たちは告白しました。あの夜、私たちは性的行為に関与していませんし、それを目撃してもいません」
「現在、これは人事上の問題となっているため、これ以上のコメントは控えさせていただきたいと思います。皆様のご理解をお願いいたします。私たちの目的は、ブランのサポーター、クラブ、そしてブランに心を寄せるすべての人の信頼を回復することです」
By サッカーキング編集部
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