2得点を挙げ、チームを決勝に導いた橋谷優里(中央) [写真]=吉田孝光
第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の準決勝が7日に兵庫県内で行われ、修徳(関東2位/東京)と神村学園(九州1位/鹿児島)が対戦した。
初の決勝進出を目指す修徳は、1回戦で大阪桐蔭(関西3位/大阪)、2回戦で前橋育英(関東3位/群馬)、準々決勝で岡山作陽(中国1位/岡山)を下し、4大会ぶりの準決勝進出を果たした。一方、過去2回の優勝を誇る神村学園は、1回戦で北海道明清(北海道1位/北海道)、2回戦で広島文教(中国2位/広島)、準々決勝ではPK戦の末に常葉橘(東海2位/静岡)を破り、ベスト4入りを決めた。
試合を最初に動かしたのは神村学園。21分に左CKを獲得すると、キッカーの水津桃果が右足でクロスを供給。ゴール前に飛び込んだ橋谷優里がヘディングシュートを放つと、GK神作樹那が弾ききれず、ボールはゴール右下に決まった。
続く23分、今度は右CKを獲得すると、再びキッカーの水津が精度の高いクロスを入れる。ファーサイドに飛んだボールを橋谷が右足で合わせて追加点。神村学園がCKから2得点を挙げた。前半はこのまま2-0で神村学園がリードして終了する。
後半も試合のペースを握るのは神村学園。運動量がやや落ちた修徳を相手陣に押し込みチャンスを作ったが、なかなか追加点を奪えない。それでも修徳の反撃を許さず、2-0で修徳を下した神村学園が、第21回大会以来の決勝進出を決めた。
勝ち上がった神村学園は10日に行われる決勝で藤枝順心(東海1位/静岡)と対戦する。