[サッカーゲームキングVol.25 2014年3月号掲載]
今夏に4シーズンを過ごしたレアル・マドリードから古巣であるミランに復帰を果たしたMFカカ。チームで副主将を務める彼に、現在稼働中のアーケードゲーム『WCCF 2012-13』の自身のカードについてや、テレビゲームについて聞いた。
[写真]=Getty Images
カカはTVゲームだと人格が変わる? 自身の選ぶベストイレブンも発表
―――空いた時間にサッカーゲームをプレイすることはある?
カカ 『FIFA』のシリーズが気に入ってる。W杯モードにして、いつもセレソン(ブラジル代表の愛称)を選ぶんだ(笑)。今は真剣にのめり込むほどじゃないけど、遠征先とか移動中にプレステでリラックスできるのは良いことだと思う。
―――プレステは誰と一緒にやるの? 最強の対戦相手は誰かな?
カカ セレソンだとロナウジーニョとロビーニョかな。どっちも相当うまいよ。ただ、最強の対戦相手はスポンサーの企画で対戦した15歳の少年。名前は知らないけど、彼は信じられないほど強かった。対戦した僕が何もさせてもらえなかったんだ(笑)。
―――ゲームでは熱くなるタイプ?
カカ そうだね。ゲームに入り込むとやっぱり熱くなる。大声で叫んだり、テーブルを叩いたりするから、あまり人に見られたい姿じゃないかな。でも、プレステの前では誰だってそうなるよね(笑)。
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―――、ゲームの中で理想のチームを作るとして、君ならどんなメンバーを選ぶ? 控えの5人も含めて、君のベスト11を教えてほしい。
カカ 簡単だよ。僕は幸運なことに、今まで素晴らしい選手たちと同じピッチでプレーしてきた。GKはジダ。DFはカフー、(パオロ)マルディーニ、ルシオ、ロベルト・カルロス。MFには(クラレンス)セードルフと(ジェンナーロ・イバン)ガットゥーゾをボランチに置いて、攻撃的なポジションに(ジネディーヌ)ジダンとロナウジーニョ。FWはロナウドと(アンドリー)シェフチェンコで決まりだね。ベンチにはジュリオ・セーザル、(アレッサンドロ)ネスタ、(アンドレア)ピルロ、リバウド。最後の1人はロマーリオにしよう。みんなチームメートとしてプレーしたことがあるか、ごく間近で見たことがあるプレーヤーだよ。
―――その中でも、特別にすごいと思った選手はいる?
カカ 僕が最も驚いたのはロナウドだね。これは間違いない。あのパワーとスピード、ゴールを奪う集中力。すべてがケタ外れだった。調子が良い時のロナウドは、誰がマークしても止められなかった。02年のW杯でトルコと対戦した時、彼は4人のDFに囲まれながらゴールを決めたんだ。あんなプレーは誰も真似できないよ。ケガに泣かされることがなければ、もっと偉大なキャリアを築けたと思う。セレソンとミランで彼と一緒にプレーできたのは、僕にとって本当に幸運な経験だったよ。
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カカが自身のWCCFカードについて語る
[オフェンス/17]悪くないスコアだね。満足だ。今シーズン、ミランではそれほど多くのゴールを決めているわけじゃないけど、この評価をキープできるように頑張るよ。
[ディフェンス/7]それだけ? 僕が攻撃的なプレーヤーだってことは認めるけど、守備を他人任せにはしていないつもりだよ。特にイタリアでは、守備は不可欠だ。もう少し高くてもいいんじゃないかな…。
[テクニック/18]良い数字だね。僕はロナウジーニョのようなテクニシャンではないけれど、自分のスキルには自信を持っている。
[パワー/16]これは良い評価と言っていいのかな? まあ、昔よりは確実に力強くなっていると思う。トレーニングの成果さ。
[スピード/15]まあ、納得せざるを得ないかな。そもそも、僕のポジションに特別なスピードは必要ない。ただ、決定的な場面での瞬間的なスピードやキレなら、まだ衰えていないはずだよ。
[スタミナ/13]僕はスタミナで勝負するタイプじゃない。全盛期のガットゥーゾのスタミナを満点とすれば、僕はこのくらいだろうね(笑)。