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【福岡大スポーツ】2発快勝!!天皇杯出場権獲得!!/第16回福岡県サッカー選手権大会決勝

2012.08.28

第16回福岡県サッカー選手権大会決勝    【レベルファイブスタジアム】
福岡大学2-0福岡教育大学 【得点】[福大]平田(55分) 牟田(61分)


【得点を決め喜び合う3人(写真:左・8清武、中・4牟田、右・9山崎)】

 第92回サッカー天皇杯福岡県代表を決める試合がレベルファイブスタジアムで開催された。決勝戦の相手は、昨年と同じく福教大。今季の対戦は2試合で1勝1敗と実力が伯仲している両チーム。スタメンには、本来正GKとして出場し続けている藤嶋(3年=大津) と、DF大武(2年=筑陽学園)が全日本大学選抜のスペイン遠征から帰国したばかりの為外れ、2回戦から大森(3年=U-18広島)がゴールマウスを守り、CBは椛島(4年=筑陽学園)と牟田(4年=筑陽学園)の同級生コンビで試合に臨んだ。


【GK藤嶋と同期のGK1大森。J2北九州の特別強化指定選手でもある】

 試合は立ち上がりから福大が相手陣内でボールを支配し続けるなど主導権を握っていく。5分にはぺナルティーエリア内の混戦から MF田村(2年=九国大付属)が右足でシュートを放つ。バーの上を越えていくも積極的にシュートを放つなど、相手DF陣を翻弄して いく。20分、25分に清武(U-18大分)が起点となり決定的な場面が生まれるも、なかなか得点出来ずにいる。すると29分、福教大にカウンターから右サイドを攻められ、フリーで相手にパスを繋がれシュートを撃たれるも、運よくシュートが左に逸れピンチを免れる。42分にFW岸田〈和〉(4年=U-18大分)に決定的場面があったが、福教大の硬い守備を前に得点できず前半を無得点で終える。

 後半開始直後はいきなり相手に攻め込まれるも、GK大森の好セーブが飛び出す等相手に得点を許さない。そして55分、パスを繋ぎ FW平田(3年=高川学園)が貴重な先制ゴールを奪う。勢いに乗る福大は61分、清武からのCKを牟田が頭で合わせ貴重な追加点を 奪う。終盤には福教大に猛攻を浴びるも難なくしのぎ試合終了。福大が今大会を制し、見事第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会出場を決めた。

 以下、福大・監督、選手コメント。

■乾監督
――決勝戦を振り返って
「まだ今シーズンこのチームの潜在能力が表に出たゲームがない。その中で、本大会に向け手ごたえが掴めるゲームが出来た。今年のチームは大型の選手が多く揃っており、プロのチームと戦っても当たり負けしない力を持っている。怪我をしていたFW田中(4年=U-18福岡)とFW山崎(2年=玉野光南)が復帰しフルメンバーで戦えそうなので今日の勝利で弾みがついた。」

――天皇杯への意気込み
「4年生がスタメンに6人居たが、試合前彼らが〝今年の天皇杯物語を作ろう”とチームに鼓舞してくれた。楽な試合は1つもない。だが、相手がどこであれプロと戦えるゲームは大学生にとって失うものがない。アマチュアチームとしては最高な事。夏の総理大臣杯を不完全燃焼で終えた分、まずは初戦に集中し勝ち進み、2回戦でまたレベスタに帰ってきて地元のアビスパ福岡の胸を借りたい」

■平田 挙一郎

【先制点を挙げた好調のFW平田。本大会でも期待がかかる選手の一人】

「ボールを貰ってキーパーを見て、絶対決めてやろうと思いシュートを撃った。今までやってきた事が先制点に結びついて良かった。チーム全体で1つの目標に向かっていくことを常に意識している。本大会でもゴールを決められるよう頑張りたい」

■清武 功暉

【今大会、Jリーグのチームからも注目されるであろう8清武】

「福岡県代表になれて嬉しい。前半、自分のアイディアでループシュートを放つなど出来た。次こそは決めたい。練習の中では中盤な ので、常にセカンドボールを狙えるよう練習している。本大会では、自分のゴールで勝ち続けていきたい。1回戦の宮崎県代表(宮崎産業経営大学)に勝って、2回戦のアビスパ福岡(J2)とやりたい。」

■牟田 雄祐

――決勝戦を振り返って
「(清武から)いいボールが来ていたし、あのような場面で決められて良かった。福教大とは今季2度やって自分達の主導権を握ったサッカーが出来ていなかった。北海道遠征期間中に、オリンピックの日本代表の試合を見た。代表の前からディフェンスがしっかり走って相手にプレッシャーをかける事を学んだ。今日の試合も引くのではなく、そういう守備を意識してやった。今度は攻撃の精度を上げていきたい」

――昨年の天皇杯では見事な活躍でしたね
「あの大宮戦の後、U-23代表に入れた。Jリーグのチームとやれるのは楽しいし自信にもなれた。でもそれは昨年の話。今年は今年。今年はしっかりこのチームで、今年の天皇杯物語を作り上げていきたい。2回戦に進めば、地元のアビスパと福岡ダービーが出来る。福岡が盛り上がると思う。でもそこばかりみてもいけないので、次の試合をしっかり勝ってこのチャンスをチーム全体でモノにしたい」

――進路について話題にもなっていますが?
「それはそれ。個人の問題なので関係ない。チームが勝つ事が大事。チームが勝てる為に自分に何が出来るかを常に考えていきたい」

【記事・写真】金縄 洋右

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