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東、元チームメートの清武のFK弾に「刺激を受けた」 FC東京週間練習リポート(8/14~8/20)

2013.08.26

ポポ監督、猛暑にも「自分に打ち勝て」(8月14日)

 FC東京は14日、小平グラウンドで対人練習中心のトレーニングを行った。連日の猛暑は続くが、ここ6戦負けなしとチームの雰囲気は良好。この日も激しいトレーニングの中、選手たちの笑顔が目立っていた。

 対人練習中に、ポポビッチ監督がトレーニングを止めて「暑い中でも自分に打ち勝て」と選手を鼓舞する場面があった。苦しいときの一歩が出せるかどうかで勝敗が決まると言う。指揮官は「自分に勝つことができれば、たとえ試合に負けたとしても、その選手は敗者とは言えない。力を出し切ることが大事なんだから」と力説した。

 また、ここ6試合負けはないが、監督は「負けていないからいいというわけではない。満足していない」と話した。「一歩、一歩、一戦、一戦に集中して全力を出し切っていくことが肝心。最高の準備をして、そして楽しむ。それを繰り返すことが何より大切なことだ」と語り、これまでどおり一戦必勝のスタンスを貫き通す。

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ポポ監督「代表組は動きにキレがあった」(8月15日)

 FC東京は15日、小平グラウンドで午後4時から練習を行った。前日に親善試合を行った日韓代表の森重、高橋、権田、張がチームの練習に合流。それぞれキレのある動きを見せていた。

 ポポビッチ監督は「彼らにとっては、いいリフレッシュになったのだと思うよ。ここで練習していた選手よりもキレがあったからね。昨日はいい休日になったんじゃないのかな」と冗談交じりに笑顔で語った。

 また、この日、加賀と張、東と石川が交互に主力組でプレーした。指揮官は「いろんなポジションで競争が激化して欲しい。試合の流れや状況によって選択肢が多くあったほうがいいからね。11人だけでなく、途中出場する選手の力も大切だからね」と話した。

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高橋、チームの成長を「証明したい」(8月16日)

 FC東京は17日、ホームの味スタで横浜Mと対戦する。16日の練習ではセットプレーの確認を中心に、試合を想定したトレーニングが行われた。前回の対戦(3月30日・日産)は、試合終盤に勝ち越しを許す悔しい敗戦を喫した。経験豊富なベテランがそろう横浜Mに若さを露呈してしまった。

 石川は「スキがない相手。手ごわいし、今の東京が欲しい力を持っているし、見習うことも多い。ただ、そういう相手に打ち勝てるかどうかが、これから上位争いをする上でも重要になってくる。相手の一瞬のスキを突いていきたい」と言う。

 4カ月半前の悔しい敗戦からの成長が問われる一戦を前に、高橋は「自分たちもギリギリの戦いの中で追いついたり、勝ち越せることができるようになったことを証明したい」と真剣なまなざしで語った。

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<練習試合・横浜M戦>林&ナオのゴールで勝利(8月18日)

◆18日の練習試合(マリノスタウン)

横浜M 2
FC東京 3

【得点者】林2(前半15分、29分)、石川(後半4分)

【先発メンバー】GK塩田、DF中村、丸山、張賢秀、松田、MF三田、高橋、ネマニャ、石川、FW平山、林

 FC東京は18日、横浜市のマリノスタウンで横浜Mと練習試合を行い、3-2で勝利した。前半4分に先制を許したが、林の2ゴールで逆転。さらに後半4分に石川のゴールで突き放した。

 前夜に続く横浜Mとの対戦。立ち上がりの前半4分に、横浜MのFW藤田に先制ゴールを許してしまった。その後は、三田、高橋のダブルボランチを中心に、徐々に試合のペースをつかんでいく。前半15分、右サイドに上がった三田からのパスを受けた林が、ゴール前で右足シュートを決めて追い付いた。

 さらに29分には、右サイドの石川のクロスをペナルティーエリア左のネマニャが中央に折り返す。最後は林が押し込み、逆転に成功。後半4分には、石川がボールをゴール前で奪い返して右足でチーム3点目を挙げた。試合終盤の33分には再び藤田にゴールを奪われるが、反撃を2点で食い止めた。

 ポポビッチ監督は「しっかり勝って試合を終えることができた。ゴールを決めた場面以外にもチャンスをつくることができた」と試合を総括。「ただ、昨日の結果が今日の結果でないことが残念だよ」と上機嫌だった。

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東、元同僚・清武のFK弾に刺激(8月20日)

 東が20日、元チームメートの清武のFK弾に「刺激を受けた」と語った。ドイツ1部のニュルンベルクでプレーする清武はリーグ開幕のヘルタ戦(18日)で、1-2の後半44分に相手GKが一歩も動けない鮮やかなFKを決めた。土壇場での劇的な同点ゴールに、地元の観衆からも大歓声を浴びた。

 東にとって、1学年上の清武は大分時代のチームメートで、ともにロンドン五輪を戦った間柄。「大分のときはFKを蹴っている姿を見たことがない」と言いながらも、「でも、何でもうまいので驚きはないですね」と話した。

 自身も、前節の横浜M戦(17日)からセットプレーのキッカーに指名されている。「僕も決めたいっすね。この前もチャンスはあったんですけどね。数を蹴っていけば、必ずうまくなると思うので練習していきたい」と、自らのプロ初のFK弾に意欲を示した。


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