ルーカスが番狂わせを阻止する(9月5日)
ルーカスは5日、今季の天皇杯初戦となる7日の横河武蔵野戦(味スタ)に向けて強い思いを語った。2012年の元日決勝で2ゴールを決めた、FC東京の天皇杯初制覇の立役者は流ちょうな日本語で「気持ちが大事」と語った。
「天皇杯は(ACL出場権獲得の)チャンス。去年は同じ相手に負けてしまった。私はその試合で途中出場だった。すごく悔しかった。でも、今年はまだ分からないけど、スタメンの可能性もある。強い気持ちが大切。絶対に勝ちたい。ガンバリマス」
ルーカスは相手が誰でも、どんな試合でも全力プレーを信条にしてきた。真のプロフェッショナルを体現する背番号「49」が、昨季のような番狂わせなど起こさせない。
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丸山、プレーのイメージは森重(9月6日)
FC東京は6日、天皇杯2回戦の横河武蔵野FC戦(7日・味スタ)に向け、セットプレーの確認などを行った。8月31日のアウェー・広島戦に続き、3-4-2-1システムをテスト。日本代表に招集されている権田、森重に代わって塩田と丸山が主力組に入った。
丸山は、3月23日のナビスコ杯・鹿島戦以来となる168日ぶりの出場が濃厚となった。「出場は分かりませんが、しっかりと準備をしてきた。横河はおそらく守ってくるので3バックの場合は広島戦の(森重)真人さんのイメージで攻撃的にプレーしたい」と語った。
ポポビッチ監督は「志を高く、自分たちが目指してきたものをどういう相手にも出していく。これまでマルはいい姿勢を見せてくれた。出ることになれば、チームとして必要なことを見せて欲しい」と言う。さらに、昨季の敗戦を振り返って「同じ相手に負けて悔しい思いから学んだことを見せないといけない。内容よりも結果が重要。それを優先したい」と意気込んだ。
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徳永、東京五輪で2度目のオーバーエージ!?(9月10日)
FC東京は10日、小平グラウンドで浦和戦(14日・国立)に向けてトレーニングを再開した。2日間のオフが明け、午前、午後の2部練習が行われた。天皇杯2回戦の横河武蔵野戦(7日)で右足首を痛めた高橋が、大事を取って練習を回避したが、本人は「大丈夫」と軽傷を強調した。また、右アキレスけん断裂からの復活を目指している平松がこの日から部分合流した。
そして、2020年東京五輪開催が決定後初の練習となったこの日は、選手やポポビッチ監督も口々に喜びの声を上げた。
平山は「すごいですよね。世界最高峰のスポーツの祭典が生で見られる。しかもそれが東京で行われるなんて。歴史的なことだし、それによって日本が元気になってほしい。何かに携わりたいと思うけど、選手をやっているかどうかも分からないですけどね」と語った。
さらに、東から「悠平さん、2度目のオーバーエージはどうですか?」と聞かれた徳永は「もちろん狙っていくよ」と冗談と思いきや、真剣な表情で力強く答えていた。
東京開催を推していたポポ監督は「スペインも大好きな国だけど、東京がふさわしいと話してきた。東京なら来年にでも開催できるよ。それぐらいの環境も整備されている。今、さまざまな国が問題を抱えているが、勇気と感動を発信できる素晴らしい大会になるはずだよ」と心から喜んでいた。
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森重、東京の3バックを進化させる(9月11日)
FC東京は11日、小平グラウンドで紅白戦などの練習を行った。この日から森重、権田の日本代表組が合流。3バックをテストし、主力組の最終ラインには右から加賀、張、森重が並んだ。
日本代表でも3バックにチャレンジした森重は「ビルドアップのときに、サイドで数的有利な状況をいかにつくりだすか。そこでは、(ストッパーの選手が)持ち上がっていくときのスピードが重要になる。それは意識してやりたい」と語った。
また、守備では「横のスライドや、出入りを迷いなくしなければいけない」と言い、頼れる青赤の主将がFC東京の3バックシステムをさらに進化させる。
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