<10月1日>
三田:アウェーでの大宮戦(9月28日)は5-2で大勝。途中までは一進一退の攻防となった試合ですが、終わってみれば今季最多得点での勝利ですね。
前田:立ち上がりはいつもの感じだったけど、意外と先制点がいい形で取れて、やはり今はチームが乗っているんだなという感じがしたよね。試合への入り方としては、むしろ大宮の方が、なんとか連敗を食い止めようという勢いがあった。
でも今は東京の守備が良いから、そこからうまくチャンスをものにして、先制点を取ることができた。ただ、その後は、1点を取ったことで受けに回ってしまったというか、相手が低調な大宮ということもあり、ちょっと守備の気が抜けて、チーム的にも緩んでしまった感じがしたよね。そこで大宮の必死さとか気迫で試合をひっくり返されてしまった。
三田:前半7分にルーカス選手のゴールで先制したのに、13分、37分と相手にゴールを許し、逆転されてしまいました。ここまでは良くない展開でしたね。
前田:積極的な守備からボールを奪って追加点という展開にできず、受け身になって、何となく逆転を許してしまった。
三田:途中までは激しいボールの奪い合いで、一進一退の攻防でしたね。
前田:前半はむしろ大宮の方が良かったよね。東京が先制した後の大宮は、以前、ベルデニック監督の下で良かったときのように、しっかりプレスを掛けてボールを奪ったら前に行くサッカーができていた。サイドもどんどん飛び出してくるしね。
本当にこれが最近ズルズルと負けているチームなのかなと思うくらい、勢いがあったよね。でも、前半終了間際に東京がルーカスのヘディングシュートで1点を返し、同点に追い付いたのが大きかったと思う。連敗しているチームにとっては、かなりダメージが大きいよね。
三田:後半も途中までは、1点を奪い合う拮抗した展開でしたね。
前田:そうだね。東京は連勝中だけに勢いがあって、悪いときのように後ろでのらりくらり意味もなくボールを動かすのではなく、常に前へ前へとプレーすることができた。これも、サイドにボールが行ったときに大宮がすごく早いプレスを掛けてくるのがそうさせたんじゃないかな。
不用意にボールを下げるのではなく前に行こうと、いい形で積極性が出ていた。いつものように横パスがカットされるシーンは少なく、縦パスが多かった。そこでのミスも多少はあったけど、縦パスが多いのは積極的な姿勢の表れで、良かったと思う。
三田:この試合ではアーリア選手が前節に続きトップ下に入り、スタメン復帰した東選手は左サイドでプレーしましたね。
前田:アーリアがトップ下だとタメがつくれるのもあるし、真ん中で守備もする。東は、フリーな状態でサイドに出るシーンも多かったよね。ただ、古巣対決ということもあって気負いすぎたのか、ちょっと空回りするシーンもあった。
ちゃんとボールをトラップすればビッグチャンスになるところで、トラップミスをしてしまう場面もあったよね。サイドでいい形でボールを受けたり飛び出してチャンスもつくっていたけど、ちょっとミスが多かったかな。でも、けが明けのパフォーマンスとしては悪くなかったと思う。
三田:できれば得点に絡みたかったところでしょうね。
前田:そうだね。決定的な仕事はできなかったけど、そういう流れをチームにつくる部分では、かなり持ち味が出せていたんじゃないかな。
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