ポポ監督「秀人は落選を機に成長できた」(11月8日)
FC東京は8日、小平グラウンドで約1時間半の練習を行い、ミニゲームなどで汗を流した。次節C大阪戦(10日・味スタ)はMF高橋が累積警告で出場停止。代わって張が、この日も主力組のボランチを務めた。
高橋は前日7日に、約3カ月ぶりとなる日本代表への復帰が決まったばかり。ポポビッチ監督は「(高橋)秀人はずっとやってきたことが認められた。落選を機に彼も成長できたし、本来のプレーを取り戻せると思っていた」と語り、「われわれFC東京もカップ戦(天皇杯の大宮戦)が控えている。ザック監督は彼を戦力として考えているのだと思いたい。単に彼を呼んだだけでないことを私は願っている」と続けた。
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ナオ、3戦ぶりメンバー入り(11月9日)
FC東京は9日、小平グラウンドでC大阪戦(10日・味スタ)に向けた最終調整を行った。恒例となっているセットプレー確認では、最後に太田がゴールネットを揺らし、上々の雰囲気で順位がひとつ上の5位C大阪との対決に臨む。
右膝を負傷して戦列を離れていたMF石川が鹿島戦(10月5日・国立)以来、3戦ぶりに試合メンバーに入った。練習後、「コンディションはいい。何のためにしっかり休んでコンディションを整えたかというと、試合のためだし、チームのため。それだけの準備ができた。あとはやるだけ」と気合をみなぎらせた。
C大阪のDF藤本が5日の練習で左足を負傷し、左大腿部筋挫傷で全治3週間の離脱が発表された。代わって、元FC東京で石川と同い年のDF茂庭の先発が濃厚となっている。石川は「モニは万全じゃないかもしれないけど、統率力はチームにとってプラスになると思う。乗らせたくない選手」と警戒した。
また、恒例となっている東京サポーターからの「モ・ニ・ワ!」コールに触れ、「味スタにはたくさんのサポーターが来ると思うし、いじられて、逆にモニの力になるかもしれませんね」と苦笑いで話していた。
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ナオ、天皇杯でプライド見せる(11月12日)
FC東京は12日、小平グラウンドで天皇杯4回戦の大宮戦(16日・NACK)に向けた練習を開始した。GK権田、DF森重、MF高橋が日本代表の欧州遠征に参加し、DF張賢秀が韓国代表に追加招集されて不在。さらに、C大阪戦(10日・味スタ)で足首を負傷したMF米本が別メニューとなった。
大宮戦に向けて石川は「静かなスタートとなった。代表組からは(天皇杯の勝ち上がりを)『頼むぞ』と託された。しっかり準備をしている選手もいるし、盛り上げてやれれば」と気を引き締めた。
途中出場したC大阪戦では終盤に勝ち越しを許し、手痛い敗戦を喫した。「ああいう負け方はあるし、逆にああいう勝ち方もあると思う。トータルでプラスに考えていかないといけない。だからこそ、次の試合は反省もそうだし、意地だったり、内からこみ上げるものを見せたい」と言葉に力を込めた。
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吉本&野沢、メンバー入りへアピール(11月13日)
FC東京は13日、小平グラウンドで、ミニゲームなどボールを扱ったメニューを主体としたトレーニングを約2時間行った。体調不良で前日の練習を回避した中村が復帰。右足首痛の米本は、引き続き別メニューとなった。
日韓の代表組4人が不在でし烈なメンバー争いが繰り広げられている。左膝前十字靱帯(じんたい)損傷の大けがから復帰した吉本は、「まずはヘディングだけはできるようにしたい。自分のいいところを出していく」とアピールポイントを話した。
さらに、控え組の左サイドバックで起用された高卒新人の野沢は「ポジションどうこう言ってられない立場。毎日、一所懸命やるだけです」と、ナビスコ杯・鹿島戦(3月23日・カシマ)以来のメンバー入りへ、一歩ずつを強調した。
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三田「試合に出て何をやったかが重要」(11月14日)
FC東京は14日、小平グラウンドで、天皇杯4回戦の大宮戦(16日・NACK)に向けた戦術の確認などを行った。この日の紅白戦では、主力組のボランチに三田と、北斗が交互に起用された。また、右足首を負傷して別メニュー調整だった米本が練習に復帰した。
ポポビッチ監督は米本の状態については「まだハッキリしていないのでオプションとしていろいろと試した。米本は思っていたよりもいい状態だが、事実としてけがはしている。どれだけできるかも問題だ」と語った。
先発出場の期待が懸かる三田は「ヨネ(米本)も帰ってくるのでまだ分からない。ただ、途中から出ても結果を残すこと、出場時間の多い少ないよりも、試合に出て何をやったかが重要だとポポさんからも言われてきた。日ごろの練習から高い意識を持って自分を高めていきたい」と話した。
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東、古巣に「勝ち越す」(11月15日)
FC東京は15日、天皇杯4回戦の大宮戦(16日)に向けた最終調整を行った。ミニゲームや前日練習恒例のセットプレー確認を行った後、PK戦を想定してGK2人を除く全選手がPKを蹴って翌日に備えた。
古巣と今季3度目の対戦を迎える東は「NACKでやれるのは楽しみ。前回は勝ったが、ホームでは負けているので、勝ち越して終われるようにしたい」と意気込んだ。
代表選手不在でメンバー変更があり、トップ下にはルーカスが入ることが濃厚になっている。左サイドMFの東は「ルーカスがゴールに近い位置にいるのは、相手も怖い。積極的にボールを預けたり、流動的に動くことでリズムも良くなる」と語った。
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