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【ブンデスリーガ第15節みどころ】ドルトムント対レヴァークーゼン、バイエルンを追走する両雄が激突!

2013.12.07
1. FSV Mainz 05 v Borussia Dortmund - Bundesliga

 14試合を終えて未だ白星がなく、最下位に沈むニュルンベルク。第15節は岡崎擁するマインツをホームに迎える。前節、アウェイのレヴァークーゼン戦では、長谷部のポストに当たる惜しいシュートはあったものの、決定力を欠き、0-3で敗戦。精彩を欠いた清武は69分でピッチを後にした。「自分たちには後がない。ホームでとにかく1勝を挙げてファンを安心させたい」と語る長谷部の願いは今節こそ叶うか。

 一方のマインツは、前節3位ドルトムントに善戦したものの、セットプレーと2度のPKによる3失点により惜しくも敗戦。ワントップで先発出場し、後半途中からは右サイドMFとしてプレーした岡崎もオーバーヘッドや左足のボレーで果敢にゴールを狙ったが、得点を挙げることはできなかった。この試合で中盤の要であるコロンビア代表MFソトが退場処分を受けており、ニュルンベルク戦で出場停止となるのは痛手だ。

 翌8日の注目カードは、何といっても3位ドルトムントが、2位レヴァークーゼンをホームに迎える大一番だ。両者の勝ち点差は3。ドルトムントが敗れればその差は6に広がるため、優勝戦線に踏みとどまるためにも、絶対に負けられない。一方のレヴァークーゼンはバイエルンを勝ち点4差で追走しており、これ以上、引き離されるわけにはいかない。前節の2ゴールにより得点ランクトップに躍り出たレヴァンドフスキ、2位のキースリンクのエース対決にも注目だ。

 ドルトムントは前節マインツを下し連敗を2でストップ。試合では劣勢に立たされながらも、オーバメヤンの直接フリーキックとレヴァンドフスキのPKによる2ゴールで、辛くも勝利をものにした。主力3選手が負傷欠場中の守備陣には不安が残るものの、前節は負傷から復帰したピシュチェクが189日ぶりにフル出場を果たし、左サイドバックの新鋭ドゥルムが躍動感溢れるプレーで決定機を演出するなど、明るいニュースも舞い込んでいる。とはいえ、ドイツカップ3回戦ではロイス、シャヒン、ヴァイデンフェラーが負傷欠場するなど、クロップ監督の悩みの種は尽きない。

 対するレヴァークーゼンは第12節からリーグ戦3連勝と好調を維持する。とりわけ3試合で9ゴールを挙げている攻撃陣の破壊力は目を張るものがある。うち5ゴールをソン・フンミン、3ゴールをキースリンクが挙げており、両者をドルトムント守備陣がどう抑えるかが試合のポイントとなりそうだ。左足の肉離れにより前節を欠場したサムが戻れば、さらに破壊力を増すだろうが、仮に彼が間に合わなかったとしても、カストロやヘゲラーら有能なアタッカーたちが控えているのは心強い。懸念材料は4日にドイツカップで1部のフライブルク戦を終えたばかりで、その1日前に3部との戦いを終えるドルトムントよりも、間違いなく疲労が蓄積されている点だ。

 18位ブラウンシュヴァイク対7位ヘルタ・ベルリンも興味深い一戦だ。両者ともに昨シーズンは2部に所属していた昇格クラブだが、今シーズンの成績には雲泥の差がある。ヘルタの躍進の一因として補強の成果が挙げられるが、新戦力のなかでも最も高い評価を受けているのが、細貝萌だ。前節はチームメートの負傷により前半途中からセンターバックで起用され、高い適応力で無失点に抑えたことで、評価を高めている。今節も彼の持ち味である熱く、激しく、泥臭いプレーに期待したい。

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