2年ぶり復帰の羽生「このままでは終われない」(1月18日)
FC東京は18日、小平グラウンドで今季初練習を行った。2年ぶりに復帰したMF羽生は練習前のあいさつで、サポーターを前に「帰って来ちゃいました」と笑わせながらも、「タイトルを取るために帰ってきたつもり」と意気込みを語り、熱烈なコールに笑顔で応えた。
昨季、期限付きで移籍した甲府では故障などもあって思うような結果を残せなかった。「反攻」への思いは強く、「引退するために帰ってきたわけではない。このままでは終われない。自分の力を示せるチャンスなので、それをピッチの上で表現できたらいい」と、どこまでも意欲的だった。
* * * * *
フィッカ監督、攻撃戦術のメニューに着手(1月19日)
本格始動2日目の19日、フィッカデンティ監督が初めて攻撃戦術のメニューに着手した。
11人対11人の紅白戦形式のトレーニングで、選手たちを「4-3-3」の布陣に並べ、身ぶり手ぶりを交えながら選手たちに動き出しやパスのタイミングなどについて細かく指導した。
イタリア人指揮官は「基本的にはいいプレーヤーはすべてのシステムに対応できる。今日はシンプルにDFラインからの展開をやっただけ」と説明し、「これからいろいろなバリエーションを持って臨んでいけるようにやりたい」と話した。
* * * * *
ルーキー平岡はとことん前向き(1月20日)
20日の練習で、ルーキーMF平岡は攻撃の戦術トレーニングに加われなかった。ただ、フィッカデンティ監督から「キミのことを忘れていたわけではない」と言葉を掛けられたといい、平岡は「気にかけてもらっているので、監督の知らないうちにうまくなって驚かせます」と冗談交じりに前向きに語った。
昨春、練習参加したときとは異なり、現在は身も心もプロ仕様へと変革途上とあって、「もうお客様気分ではない。自分の課題と向き合って、ひとつひとつ積み上げていきたい」と話した。
* * * * *
加賀、今年はいじりキャラを封印!?(1月21日)
FC東京のフィッカデンティ監督は21日、小平グラウンドで自身の哲学を落とし込むべく、連日の細やかな指導を行った。この日も、ボールと人の動きに合わせ、DFのポジショニングや動き方を指示した。
指導を受けたDF加賀は「新しい監督の戦術をしっかりと吸収していきたい。監督のやりたいサッカーを理解した上で自分の特長を出せればいい」と語った。その加賀は、チーム一のいじりキャラとして昨年までムードメーカー役を担ってきた。だが、「去年はしゃべりすぎたから今年は静かにしますよ」と言い、そのキャラを一時封印してまずはプレーでアピールする考えを明かした。
* * * * *
石川、ベテランの「役割」果たす(1月23日)
沖縄・国頭キャンプ初日の23日、午前はフィジカル強化のメニューを消化し、午後は攻守の戦術トレーニングに時間を割いた。
フィッカデンティ監督の指示は具体的で細部に及び、選手たちの表情は真剣そのもの。チームリーダーのMF石川は「細かいことの積み重ねで勝負が決まることを分かっている監督なので、そこを植え付けようというのは感じる」と語った。
一方で、その反作用も想定済み。「言われたことをしっかりやろうとすると窮屈になりがちなので、自分が盛り上げたり、自由にプレーさせたり、言葉でサポートしたい」と、ベテランの役割を心得ていた。
* * * * *
梶山に特別許可?(1月24日)
右膝に負った重傷のためリハビリ中のMF梶山に「特別許可」が下りた?
沖縄・国頭キャンプでは、梶山は体幹トレーニングなどに努め、右膝に体重をかけたり、自力歩行したりすることはまだ許されていない。松葉杖をつきながらの不便な生活が続く中、チームドクターの判断で食事の時だけ、松葉杖を外してゆっくり、ゆっくり歩行することが許された。
なぜか? 「食事がバイキング形式なので、松葉杖があると料理が取れないから」と梶山。右膝の回復は順調といい、2月の都城キャンプから歩行トレーニングを開始する予定だ。
・HP(モバイル、スマホ限定)
http://365fctokyo.chunichi.co.jp/
@365fctokyo
★公式Facebookはもスタート!コチラからどうぞ