もはやスマホ時代の共通言語となった「LINE」。そのLINEから、サッカーゲーム「LINE サッカーイレブン」がリリースされた。そのゲーム性、世界観はどうなっているのか。ひょんなことから始めることになった編集部きってのサッカーゲーマーが、「LINE サッカーイレブン」の世界を体験レポートする。
リーグ戦の戦績表。昇格圏内ではあるが、上位との差は酷いもので……
前回のつづき。アマリーグ2部も無事に昇格を果たしたが、3位での昇格で上位2チームとは大差があった。明らかに戦力的な格差がある。上のリーグで勝っていくことを思うと、物足りない。加えて言うなら、俺をLINE サッカーイレブンに誘ってくれたT中が執拗に毎日親善試合を挑んでくる。しつこいやつだ。そしてどうやら全部俺が負けているらしい。悔しい。すごく悔しい。何とかしてチームを強化したい。今回はそれを考えてみたい。
八丁堀キングの陣容である。決して弱くはない気もするが……
これが現在の我が「八丁堀キング」のラインナップ。ネイマールとブッフォンという攻守の二枚看板を擁しているチームである。フォーメーションは4─4─2で、戦術は「サイドアタック」と「全員守備」。サイドアタックは4─4─2ならそれが定石かなという何となく決めた形で、全員守備は趣味である。戦術に強いも弱いもないだろうから、いまチームにいる選手と、あとはまあ好みでいいのではないだろうか。
ゲームに限った話ではなく、チームを強くする方法論は極論すれば二つしかない。「成長」するか、「補強」するかという二つである。
前者は実世界であれば気の遠くなるような道のりになるわけだが、ゲームでは試合を重ねるごとに溜まっていくDP(ダイレクトポイント)を消費して選手の能力値を底上げしていくことができる。いわば「経験値」のようなものだ。試しにネイマールを強化してみた。やっぱり上げるべきは「攻撃」だろう。数字を上げていくと、「レベルアップ」という現象が起きる。選手にはあらかじめ「ポテンシャル」というレベル上限が設定されていて(ネイマールなら「7」)、この数字まで選手を強化することができるわけだ。
ネイマールを「成長」させてみたぞ
これに加えてゲーム内通貨であるFP(フットボールポイント)とDPを使っての「合成」もできる。選手保有数には上限があるが、ダブついてしまった選手は売却してもいいし、合成の素材とすることもできるわけだ。結構ガッツリとポイントを消費する上に、失敗することもあるから、本当に強化したい選手だけにしておいたほうがいい気がする。これは散々に失敗してから気が付いたことだが……。トラオレさんを強化しようなんて思った俺がバカだった……。ついでに言うと、せっかく選手を強化しても、同ポジションにより強い選手が来てしまった時の衝撃も……。右SBを強化しまくっていたら、来ちゃったよ、セルヒオ・ラモス。
トラオレを強化していたのに、結局セルヒオ・ラモスが来てしまった
もう一つの方法である「補強」とは、つまり新たな選手を引っ張ってくることである。このゲームを始めた当初、「メッシが欲しい」なんて言っていた気がするのだが、そのための道である。日々のミッションや課題をこなしていくだけでも、選手カードはもらうことができる。これを地道に引き続けているだけでも、結構な選手が集まってきた。まずはここから始めるべきだろう。
上段がフットボールポイントで買えるガチャ、下段がゴールデンボールで買えるガチャだ
2種類あるゲーム内通貨を使って選手ガチャを引くこともできる。フットボールポイントを使ってのガチャ(上段だ)は運次第の面もあるが、それなりに強い選手を引くこともできる。溜めたポイントを「成長」に使うか「補強」に使うか。博打の要素もあるこの判断が、ゲームとしての醍醐味の一つとなっている。
もう一つはゴールデンボールと呼ばれる別のゲーム内通貨を使ってのガチャとなる。課金の必要があるが、当然ながら強力な「スペシャルワン」を引ける可能性がある。試しに引いてみたら、ボスニア・ヘルツェコビナ代表FWジェコ、スペイン代表MFマタといった珠玉のタレントをザックザクと引くことができた。これぞまさに補強だ。
「計画的補強」は不可能なだけに、集まった選手をいかに組み合わせるかがポイントだ。同リーグの選手でチームを固めたりすると「チームカラー」というボーナスが発生するようだ。使いたい選手を使った上で強くなる組み合わせを模索すると、「20歳以上の選手が6人以上」「レベル5☆選手6人以上」の二つのチームカラーを発動させることができた。
チームカラーの発動でボーナスポイントが!
集まった選手をザッと観ると、サイドハーフの良い選手がいない。あ、トラオレさんがいるけれど、トラオレさんくらいのものなので。本来は中央のMFのほうが輝きそうなバリーを使ったり、あるいはウイングプレーヤーを一列落としたりといったことを考えた。しかし、やはり4─4─2をあきらめたほうが利口のようだ。幸いにもセントラルMFは妙にいっぱいいる。ここは4─1─2─3にシステムを変えてみた。
4−1−2−3システムに改めた八丁堀キング。リーグ戦のみ選手のレベル制限があるので、リザーブに弱い選手を混ぜて誤魔化すと良い
左にネイマール、中央にジェコ、右にA・ジョンソンという3トップに加えて、右にS・ラモス、左にコエントランを置いた4バックも我ながら、なかなかの陣容ではないだろうか。これならT中にも勝てるし、リーグでもいけるんじゃ……。いや、待て。そもそも俺はメッシが欲しかったはず。もちろん、そう簡単に手に入るわけじゃないのは分かっていたが(そうでなければ面白くもないが)。
LINE サッカーイレブン。ここまででこのゲームが持つ独特のダイナミズムと、懲りまくったディテールが持つ醍醐味については感じてもらえたと思う。何より実名の選手たちが続々と自分のチームに加わってくれる感じは何とも言えない気持ち良さがある。ど派手な補強で一気に強化してもいいが、コツコツやってチームカラーを工夫するだけでかなり強くなれる。そういった懐の深さ、幅の広さもこのゲームの魅力と言えそうだ。
八丁堀キングへの「友達申請」はいつでも歓迎なので、この機に是非ともチャレンジしてみてほしい。
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