前回紹介したメカード・モデロを出るとすぐ、旧市街の中でも特に目を引く巨大エレベーターにのり、昇る昇る70m。
降りるとそこは……
古いカラフルな建物に石畳、
カポエラを踊る集団、路上で絵やアクセサリーや食べ物を売ってる人々、裸で走り回る子供、流行りの音楽を大音量でかけ大騒ぎする若者、
置物のようにピクリともしない仙人のようなおじいさん、
楽器の練習をしている少年たち、民族衣装を着たグラマラスナな黒人女性、数多もの修羅場をくぐり抜けてきたような風格のある野良犬、私たち観光客、ごちゃごちゃ、ものすごい情報量…
サルバドールの中でも私が一番好きなのは、ここペロウリーニョ。昔はこのあたり一体が奴隷市場だったそうですが、その過去の上に楽しむことを積みあげてきた現地の人の凄まじいパワーに心揺さぶられます。この街を変わらず見続けている壁の年期も素敵。
カラフルな建物はお土産屋やレストランになっていて夜遅くまで賑やか。
古い教会もたくさん。夜はライトアップされ幻想的。
中でも有名なのが「サンフランシスコ教会」。ブラジル一の金使用量を誇ります。
中にはいると一面金、金、金!!!圧がすごくてギョッとしますよ(笑)とても綺麗で、重たい。
ペロウリーニョにあるショーレストラン「Restaurante O Coliseu」はショー・フォルクローレという伝統舞踊のショーが毎日21時から開催されています。食事はバイキング形式。
物凄い身体能力の男性のアクロバティックな技、セクシーな女性の激しいダンスが間近で見れておもしろい!お店から見えるペロウリーニョの夜景も美しい。
と、このように魅力的な町ペロウリーニョなのですが……サルバドールに住んでいる叔父の話によると、最近W杯に向け町を綺麗にすることになり、壁の塗り替えや、露店を一掃して、おとなしい町になってしまったらしいんです。残念すぎる……安全を第一にと考えたのはわかるけども…。ここに限らず、海の家も多くが取り壊されてしまったと聞きました。海の家の主人が彫ったり塗ったり…時間をかけて創り上げたアート空間に感動しただけに悲しい。町の個性と整理のバランスか…。まぁでもこれはあくまで噂に聞いただけなので、実際どうなのかはわかりません。きっと今も、変化していっても変わらない魅力があると願って…ペロウリーニョ、オススメします!!
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