during the 2014 FIFA World Cup Brazil Quarter Final match between Netherlands and Costa Rica at Arena Fonte Nova on July 5, 2014 in Salvador, Brazil.

子どもと戯れるロッベンとファン・ペルシー【写真=Getty Images】
「パパたち、ふたりとも飛び込むのが上手だね!」…なんて微笑ましい父と子の会話を楽しんでいるかどうかはわからないが、今大会のオランダ代表で最もホットな話題を提供してくれた2選手の話題を少し。FWロビン・ファンペルシーが1次リーグ初戦のスペイン戦で決めた同点のダイビングヘッドは、早くもレジェンド。そのシルエットを冠したコインを王立造幣局が限定6000枚で売り出した。

価格は9.95ユーロ(約1,400円)だが、あっという間に売り切れたとか。そろそろオークションサイトに倍額で出そうなので、欲しい人は頑張ってみるといい。
一方のFWアリエン・ロッベンの物議をかもしたメキシコ戦でのPK判定シーンだが、試合終了直後から、メキシコサポーターを中心に、さまざまなイラストやコラージュ画像が飛び交った。そのうちのいくつかはすでにTシャツとして売り出されており、人気を博している。

「こっちの方もシルエットにしてコインにしたらいいんじゃないか? いっそのこと紙幣にするとか……」なんて書き込みもあったり、メキシコサポーターの間ではいまだに怒りの炎が燃えている。Tシャツのお値段は199メキシコペソ。約1,550円ほどだ。

ロッベンの息子と奥様【写真=Getty Images】
終わりよければ全てよし、というわけで、試合後はいつものように美しい奥様の元へ。準決勝後は最前列でロッベン家の坊やがママに抱かれて大泣きしていたのが印象的だった。もうちょっと大きくなったら、「パパ、あれはまずいんじゃない?」とか言い出しかねないので注意が必要かもしれない。高校時代に出会ったという奥様のベルナディエンさんは輝くようなブロンド美人だ。

ファン・ペルシーと奥様【写真=Getty Images】
ファンペルシーの奥様ブシュラさんは、ロビンがストリップダンサーへのレイプの罪で告訴された時も、厳しく、そして大きな愛でマスコミに立ちはだかった女性だ。ちょっとやそっとじゃくじけないメンタルの持ち主に違いない。いずこも家族が選手たちを支えている。
3位決定戦の相手は、開催国のブラジル。あれほどまでに壮絶な負け方をしたブラジルが、いくらなんでもこの試合を落とすわけにはいかない。会場の8割がたはブラジルの応援だろうから、ロッベンもそう簡単に“吹っ飛ばない”だろう。ファンハール代表監督は『3位決定戦なんて意味がない』とコメントしているが、ああ見えて意外と負けず嫌い。もうひと踏ん張りして、ブラジル国民を落胆させるかもしれない。衝撃的なスペインとの初戦にはじまり、大会のシメはサッカー王国ブラジルとの対戦。クラブチームに仕事を移すファンハール監督の花道として、選手たちの活躍が期待される。そしてファンハール監督、シンちゃんをヨロシク。
文=いとうやまね