during the Bundesliga match between 1. FC Koeln and Hertha BSC at RheinEnergieStadion on November 22, 2014 in Cologne, Germany.
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先週、ヘルタ・ベルリンとケルンが対戦。アウェイのヘルタ・ベルリンが2-1で勝利した。ヘルタ・ベルリンはアウェイで今季初勝利。細貝萌は先発フル出場、原口元気はベンチスタートとなったが、後半28分から途中出場を果たした。
すっかりボランチの一角としてレギュラーポジションを獲得した細貝。前節では主将のルステンベルガーと、ペカリークの負傷離脱で、ルフカイ監督からキャプテンマークを巻くかもしれない3人のうちの1人として名前が挙げられた。実際、ゲームキャプテンはシェルブレッドが務めたが、チームの中心選手であることを証明するエピソードだ。
そのヘルタ・ベルリンが今節対戦するのはバイエルン・ミュンヘン。9勝3分の無敗で2位・ヴォルフスブルクに勝点差7をつけ、すでに独走態勢を築いている。向かうところ敵なしといった感じのバイエルン・ミュンヘンだが、死角があるとすればアウェイ戦だ。ここまでホームでは7勝0敗、得点24、失点は2。ところがアウェイでは2勝3分、得点7、失点1。
守備の固さはアウェイでも変わらないが、攻撃力が一気に落ちる。となれば、勝負のポイントはヘルタ・ベルリンの守備になるだろう。ミッションは失点ゼロ。それができれば勝利の可能性も高くなる。細貝にかかる負担も大きくなるが、中盤の底でバイエルン・ミュンヘンの攻撃を細貝がはね返し、原口がワンチャンスを決める…、そんなゲームを期待したい。
アウェイの成績でバイエルン・ミュンヘンを上回り、ブンデスリーガで1位なのは実はケルン。アウェイでは3勝1分2敗の成績をあげている(ホームは1勝2分3敗)。そのケルン最大の課題は得点力不足。12得点はリーグ16位。失点はリーグ5位の「13」といいだけに、ケルン上位進出のカギを握る。
『SOCCER STATS SUPPORTED BY ソニー損保』を見てもわかるが、ケルンはここまでのシュート数が115本(枠内46本)。対戦相手のレヴァークーゼンの217本(枠内65本)と比べると、シュート数が半分近くと少ない。シュートの形になるまでに苦労していることがわかる。
その得点力不足解消を期待されているのは大迫勇也だが、ここまでレギュラーに定着できていない。前節は後半から出場し、見事な縦パス1本でウジャのゴールをアシストするが、前線でのボールキープに苦しんでいた。大迫が真価を発揮するにはもう少し時間がかかりそうだ。