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【独占】ヴィッセル神戸MF森岡亮太インタビュー…新監督、代表、海外を語る

2015.01.11

 2014年シーズン、所属するヴィッセル神戸では自身のキャリア初となるリーグ戦全試合出場。そしてハビエル・アギーレ体制下の日本代表では初招集の9月から10月、11月と連続で招集されたMF森岡亮太が、『サッカーキング』の取材に応じ、今季の振り返りや来季、そして日本代表について語ってくれた。

森岡亮太

写真●兼子愼一郎/インタビュー●小松春生
――J1に復帰した2014シーズン、前半戦では第8節で首位に立つこともありましたが、最終的には11位で終わりました。振り返っていかがですか?

森岡亮太 前半戦はすごく良かっただけに、後半戦で結果が出なかったのがチームとして良くなかったです。雰囲気も良くなかったですし、結果が出ない時のヴィッセル神戸の良くない部分が出ました。

――具体的にはどういったところですか?

森岡亮太 良い時は、1点を取られても逆転できる雰囲気に自然となっていたんですが、ワールドカップの中断明けからは1点リードしていても逆転されそうな雰囲気に変わったというか。それが大きな違いでした。

――良くない雰囲気となってしまった中でのご自身のプレーについてはいかがですか?

森岡亮太 チームとしては引き分けが多かったので、個人で結果を出せば、もしかしたら勝ちにつなげることができたかもしれなかったですね。そういうチャンスも多々あったので、結果として出していかなければいけなかった。結果を出していれば雰囲気も変わっていたと思います。

森岡亮太

――2014シーズンはリーグ戦で全試合出場を果たしましたが?

森岡亮太 シーズンを通して出続け、ここまでの時間、出場することは初めてだったので、そこに関してはポジティブなシーズンでした。

――具体的にポジティブだった点、改善点はありましたか?

森岡亮太 全試合に出場したことが一番良かった点だと思います。これだけ長い時間に出場した上でのこの順位、個人としての結果やアシストはもっともっと出していかないといけないと思います。ラストパスといった得点に直結するプレーをはじめ、パス一つひとつの精度がまだまだ低かったので、そこは改善点ですね。

――2015シーズンから柏レイソルを率いていたネルシーニョ監督が新たにチームを率いることになりましたが、現時点での印象はいかがですか?

森岡亮太 柏との試合は好きではなかったですね。一人ひとりの技術もそうですが、一試合を通しての戦い方が賢く、チームとしての意識が統一されていると感じました。柏の戦いの進め方のほうが上と感じることもあって、チームとしてはまだまだ及ばないと感じさせられるチームでした。

――“ヴィトーリア”(勝利の意)を掲げていたことに代表されるように、特にメンタル面を取り上げられることの多い監督ですが?

森岡亮太 外国人監督はそういう人たちが多いですね。僕は日本人監督の下でプレーしてきたので、そういった経験がないという点でも楽しみにしています。

morioka (3)

――新シーズン、チームとしてまた個人としての具体的な目標は何でしょうか?

森岡亮太 開幕前にタイトルを獲ると言ってこの順位だったので、タイトルは間違いなく目指すところです。個人としては今季出続けたことは継続し、その中で得点とアシストを数字として残していかなければいけないので、そこをもっともっと求めていきたいです。

――日本代表に初招集された年にもなりました。招集された時の心境や帯同しての変化はありましたか?

森岡亮太 呼ばれると思っていなかったので驚きました。日本のトップレベルの中で自分がどれだけできるのかということで、期待や楽しみ、少しの不安とかがありましたね。実際に合流してからは、レベルの高さを感じることができましたし、海外でプレーする選手とやれたことも良い経験でした。スピード感の違いなどを感じることができました。ナショナルチームですが海外の選手と試合をする機会も今まであまりなかったので、試合時間は少なかったですが、貴重な経験になりました。

――具体的に刺激になった選手や言葉はありましたか?

森岡亮太 やはり海外組の選手と話したことは刺激になりました。もともと海外に行きたいという目標があるので、自分も早くその舞台で戦いたいと思いました。

――9月の初招集から全6試合で日本代表選出され、3試合に出場した一方、アジアカップのメンバーからは落選してしまいました。

森岡亮太 アピールが足りなかったということだと思います。

――27歳と選手として充実した年齢で2018年のロシア・ワールドカップを迎えることになります。

森岡亮太 4年後は目標としています。時間はあるので、自分がどんどんステップアップしていければ、間違いなくそこに入れる自信というか、思いはあります。自分がどれだけ上に行けるかということですね。まずはヴィッセルで結果を出さないといけないと思いますし、結果を出していく中でステップアップしていければと思います。

By 小松春生

Web『サッカーキング』編集長

1984年東京都生まれ。2012年よりWeb『サッカーキング』で編集者として勤務。2019年7月よりWeb『サッカーキング』編集長に就任。イギリスと⚽️サッカーと🎤音楽と🤼‍♂️プロレスが好き

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