6月24日、シンガポールの新聞各紙でシンガポール人選手のJリーグクラブの移籍の可能性について大きく報道された。
16日に埼玉で行われたワールドカップアジア地区2次予選の日本代表対シンガポールで大活躍したシンガポール代表GKのイズワン・マフブドについて、J1の松本山雅FCの加藤副社長がコメントを行ったためだ。
現在、シンガポールサッカー協会がスポンサーであるEPSON社のサポートを受け、U-14の3選手を松本山雅の練習に参加させている。その活動の記者会見において記者の質問に答える形でコメントをしたものだ。
「興味はあるが、(日本代表戦の)一試合で判断することは難しい」と言及しており、すぐに移籍が成立するような話ではないが、Jリーグが進めるアジア戦略をはじめとした周囲のサポートが得られれば、決して非現実的なものではないとも言えそうだ。
新聞1面でも扱われていたり、見開き2ページで特集している新聞もあり、Jリーグへの期待値の高さが伺える。また上記のU-14の活動が思わぬ形で大きく取り上げられることになり、EPSONをはじめとした松本山雅のスポンサーや自治体にとっては嬉しいニュースとなっただろう。
Jリーグ国際部の遠藤氏は「(Jリーグの)日本人選手は英語を話さない。ゴールキーパーにとってコミュニケーションは非常に重要であり、そこは(移籍実現に向けての)課題になる」とも語っている。
(アジアサッカー研究所/四方)
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