熱戦が続く『WINNER STAYS TOKYO』の「WEEK3 WEEKEND GAME(2日目)」が15日、みやしたこうえん フットサル場で開催された。
10月19日に開幕した本大会は、4つのWEEKに分かれて予選ラウンドを実施。ゲームはGKなしの4対4という変則マッチが組まれ、その試合で2点目を決めたチームが勝者となる。最初にゴールを決められたチームは1人が退場となり4対3で試合を続行。次のゴールを決めて勝利したチームはピッチに残り、次のチームを迎え撃つ。制限時間の5分以内に勝敗がつかない場合は両チームが敗退する。敗れたチームは最後尾に並んで再び試合機会を待たねばならないため、頂点に登りつめるにはリスクを冒してでも勝ち続ける必要がある。
この日、会場には東京最強チームの称号を懸けて総勢25チームが集結し、フットサルコート半面程度の場所で凄まじいスモールサイドバトルを繰り広げた。“超攻撃的な変則ルール”に選手たちの表情は真剣そのもの。勝ち残るためにどのチームも試合開始から積極的にシュートを狙い、狭いコート内では激しいフィジカルコンタクトが見られた。数的不利に陥ったチームが一瞬の隙を突いてカウンターからネットを揺らす場面もあり、まさにリスクを冒した逆転劇には、試合を見つめるライバルチームからも大きな歓声が上がった。
今年が初参戦という高校生5人組の『LEOVISTA』(川上架、田中ヨシ、三田篤典、広沢駿、小林将也)は、徐々にコツをつかみ終盤には10連勝を飾った。「勝つか、負けるか。このヒヤヒヤする感じが面白い」と変則ルールにすっかり魅了された様子。攻撃時には「ピッチをワイドに使いながら上手くパスをつないで相手を揺さぶる」ことでゴールを狙い、それでも1点を取られ数的不利になった時には「リスクを冒して前から取りに行く」ことで相手のゴールネットを揺らし、勝利を積み重ねた。最も印象的だったのは、大学生や社会人などの年上を相手にしても常に冷静であったこと。「1点を取ったら、大体相手の顔色が変わる。ガッツリ来ると感じたらパスをずらしながら対応していたし、逆に3人になって萎えている様子だったら一気に攻めた」と余裕の表情を浮かべた。
だが、試合巧者の『LEOVISTA』をはるかに上回るチームが存在した。大学生4人組の『ロックマン』(武藤大樹、高山晃賢、島田悠希、上林快人)は14日にFUTSAL POINT 両国インドアFコートで開催された「WEEK3 WEEKEND GAME(1日目)」にも出場し、18連勝を記録。2日間で獲得した勝利ポイントの合計は50を超えた。
各週末に実施される予選ラウンド「WEEKEND GAME」は、勝利チームに2ポイントが与えられ、1日に獲得できるポイント数に制限はない。いかに勝利ポイントを稼げるかが予選突破の鍵となる。その「WEEKEND GAME」も残り1回。各WEEKの勝利ポイント最多獲得チーム(計4チーム)には11月29日に行われる「FINAL ROUND」の出場権が与えられるため、予選ラウンド最終週の「WEEK4 WEEKEND GAME」(11月21日、22日開催)は激戦必至だ。
今回、惜しくもファイナル進出を逃した『LEOVISTA』も「WEEK4 WEEKEND GAME」に参加予定で、「まだワンチャンスある。2日間とも戦ってポイントを稼ぎたい。やっぱり優勝したいから」と意気込みを力強く語った。
その他、各WEEKのゲームには不定期で開催されるストリートバトル「STREET GAME」があり、勝利チームには1ポイントが与えられる。各ゲームにおいては同一のチームであっても何度も参戦が可能で、それぞれの勝利ポイントの合算で順位を競う。なお、「FINAL ROUND」進出への条件は以下のとおり。
2、各WEEKの獲得ポイント2位の中から上位2チーム
3、上記6チームを除いた総合順位の上位2チーム
4、FINAL直前に開催されるTHE LAST ROUNDでの獲得ポイント上位2チーム
予選ラウンド最終週の「STREET GAME」は16日から20日まで、「WEEKEND GAME」は11月21日にFUTSAL POINT SALU 池袋、22日に明治神宮外苑フットサル 千駄ヶ谷コートでそれぞれ開催される。『WINNER STAYS』のエントリーやルールなどの詳細情報はキャンペーンサイト(http://gonike.me/6182BuDtY)で確認でき、参加エントリーはこちらから可能。申し込み時点で満13歳以上であれば誰でも参加ができる。FINAL優勝チームにはMAGISTAXの提供やワールドサッカーキングの裏表紙に掲載されるだけでなく、ナイキアスリートによって結成されたドリームチームに挑戦できるチャンスも手にする。ファイナル進出を懸けた戦いもついにラスト。誰でも参戦できる『WINNER STAYS』に挑んでみてはどうだろうか。
[写真]=片岡純 Photo by Jun Kataoka
By サッカーキング編集部
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