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2016年アンブロスパイク春夏モデル試履会~GACH1-TR(ガチトレ)reception~が開催

2016.02.23

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ショップスタッフが新作モデルを実際に履いて“ガチトレ”

 1月19日(火)と2月2日(火)に東京と大阪で「2016年アンブロスパイク春夏モデル試履会~GACHI1-TR reception~」が開催された。日ごろ店頭でスパイクの販売をおこなっているスポーツ販売店スタッフに、2016年春夏の新作をじっくりと試し履きしてもらおうというアンブロによる試みだ。

 イベント当日は、9時の受付開始とともに参加者が続々と集結。まずはアンブロ商品担当者より、新作スパイクについての説明会が行われた。資料にメモをとりながら、真剣な表情で説明に耳を傾ける参加者の姿が印象的だ。

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新スパイクの説明に真剣に聞き入るショップスタッフ

 紹介されたスパイクは「アクセレイター KL」と「アクセレイター ゲイル」の2種類だ。アクセレイタ一 KLの特徴は“軽さとフィット感”。アウトソールの改良や中底にほどこされたハーフボード製法により、旧タイプから一足30gほどの軽量化に成功した。アナトミカルラストを採用して足入れのよさとフィット感を実現し、どんなタイプのプレーヤーにもマッチする万能型シューズに仕上がっている。

 一方の「アクセレイター ゲイル」は、既存のスパイク「アジリード」の特徴を継承しつつアクセレイターの優れた部分を取り入れた設計。最大の特徴は“切り返しと俊しょう性”だ。ブレードソールはターンの動作と蹴り出しをスムーズにサポートし、アッパーに使用された樹脂形成パーツ「RPU」は横方向へのふんばりに耐え得る適度な弾力性を実現。サイドバックを中心とした、切り返し動作の多いプレーヤーに向けてつくられている。新しいスパイクに興味津々の参加者たち。説明会を終えると、いよいよトレーニングのスタートとなった。

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「アクセレイター KL」(写真左)/「アクセレイター ゲイル」(写真右)

 まずはアクセレイター ゲイルを履いて、センターサークルに集合。元Jリーガーでガンバ大阪の遠藤保仁選手の兄でもある遠藤彰弘氏(イレブンアサイド)、と、同じく元Jリーガーの小川雅己氏(スペランツァFC大阪高槻)がコーチとして登場した。「今日は、新作スパイクをより深く体感できるメニューを作ってきました。弟も愛用しているようですが、みなさんもトレーニングを通して好きなところを見つけてください」(遠藤コーチ)、「スパイクの感触をたしかめながらめいっぱい楽しみましょう」(小川コーチ)と笑顔で参加者と挨拶を交わした。

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試履会のコーチには元Jリーガーの遠藤彰弘さん(左) と小川雅己さん(右)が参加

 前半はパスやシュートを中心とするメニューが展開された。サークルになってパスをまわし合い、センターのディフェンスが球を奪いにいく「鳥かご」や、マーカーに分かれて短いパスからのステップ・ターン、二人組みでのロングパスなど、メニューは多彩だ。ボールタッチの感触やスパイクの刺さり具合を確かめながら、黙々とプレーする参加者たち。緊張感が漂うムードのなか、遠藤コーチの物腰の柔らかさが徐々に参加者の笑顔を引き出していく。「みんな何歳? 20代!? 俺なんて40歳なんだけど……。負けたくないなあ」と笑う遠藤コーチに、一同ほっこり。

 前半ラストはスパイクをアクセレイターKLに履き替え、シュート練習へ。左右から出されるパスを足でトラップし、ミドルシュートを打っていく。「どこにボールを置くのか、軸足の角度はどうなっているのかしっかり意識して」遠藤コーチの的確なアドバイスに、徐々に精度も上がっていく。「ナイスシュート!」「ナイストラップ!」と互いに声を掛け合い、生き生きとした様子でシュートを蹴り込んで行く参加者たちの姿が青空の下で眩しく映えた。

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シュート練習ではスパイクの感触を確かめるように徐々に精度が向上

 短い休憩を挟み、好きな方のスパイクを着用して臨む後半戦は10分ハーフのミニゲーム。コーチも参加し、息を弾ませながらピッチを駆け巡る両チーム。ワンツーからの鋭いシュートやワンタッチでの速いパスワークなど、個人技の高さに加え即席とは思えないチームワークのよさが垣間見える。初めは笑顔こそ見えたものの、後半は額に汗を滲ませながの激しいシーソーゲームへ突入。結果は4-4の引き分けとなり、肩で激しく息をしながら給水に向かう参加者たちの表情には充足感が宿っていた。

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ミニゲームでは“ガチ”な雰囲気の中、白熱した試合が展開

 最後に、遠藤・小川両コーチから温かいエールが贈られた。「スパイクのよさを感じながら、私自身も楽しくプレーできました。今日の体験を生かして、しっかりお客様にもスパイクのよさを伝えてください」(小川コーチ)、「私のたずさわる育成の現場では、決して相手に押し付けることなく、自分がいいと感じたことを率直に伝えることが大切だと日々実感しています。それはきっと販売の現場でも同じ。今日からは『自分が体験してみてこういう点がよかった』というアプローチで、ぜひお客様に接してみてください」(遠藤コーチ)。最後に全員で記念撮影を行い、笑顔とともに試履会は幕を閉じた。

参加者のコメント

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東京会場の参加者

■斉藤 大祐さん(ギャラリー2)
「ゲイルには、グリップの強さと芝からの足抜けのよさを感じました。KLはとにかく軽くて、足を包み込んでくれる安心感がありますね。素足感覚で履けるところが気に入りました」

■鈴木 晃大さん(KAMO渋谷店)
「ゲイルは足入れがゆったりしていて、僕のように足の幅が広いプレーヤーにはピッタリです。蹴り出し、加速も楽でした。KLは、旧タイプからの軽量化を体感できました。気持ちよくプレーできるスパイクだと思います。今日はプロの方と一緒にプレーができて、とてもいい経験になりました」

■遠藤 直樹さん(KAMO柏店)
「アンブロはいいシューズが多いといつも感じています。KLは特に機能が高く、トラップ、パス、シュートなど全方位に強いですね。ゲイルは激しいプレーにも耐えてくれる安定感があります。今日の体験を活かし、学生さんたちによさを伝えていきたいです」

■福島 隆也さん(KAMO横浜店)
「試履会に参加するのは初めてでしたが、こうして実際にプレーできる機会はとても嬉しいです。ゲイルのブレードソールは芝をよく噛んで切り返しが楽でした。KLに履き替えた瞬間、軽さに驚きました。圧迫感がなくて、個人的にはより履きやすいと感じました」

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大阪会場の参加者

■寺田 圭佑さん(加茂商事京都外商部)
「ゲイルは地面への食いつきがよく、切り返しがしやすいスパイクなので、サイドの選手に向いているモデルだと思います。お客様により詳しく説明するためにもこういう機会があることはとてもありがたいと思います」

■藤原 亮斗さん(KAMO梅田店)
「アクセレイターは軽くて、止まりやすいのはゲイルだったのでお客さんにどう勧めるかですね。細かい動きはアクセレイターのがいいと思うんですけど、止まりやすさはゲイルのがいいので。ポイントが。サイドバックとか切り返しが多い人はゲイルで、ボランチとかだったらアクセレイターの方がいいと思います」

■鎌田 弦さん(KAMO神戸店)
「アクセレイターは軽いですね。ゲイルは人工皮革のわりにはフィット感が良くて履きやすかったですね。個人的には軽さと、フィット感があるアクセレイターがおすすめです」

■勝 香織さん(岸和田スポーツ心斎橋店)
「スパイクの試履会では足が痛かったりするのですが、今回のモデルはかなり柔らかくて痛みも全然なかったです。アクセレイター KLはソールのゴツゴツした感じがなくフットサルシューズのような履き心地でした」

遠藤彰弘コーチ「子供たちにいっぱい履いて欲しい」

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――コーチをされてみてどうでした?

遠藤彰弘 せっかくこういう機会を作って頂いて、より具体的に、子供も大人もそうですけど、僕も現役時代に本当にスパイクにこだわっていたっていうところがあるので、「こういった特徴があるので、だからオススメします」っていうことは結局子供たちのためになったり、サッカー界のためになることなので、すごくいいイベントに参加させて頂いたなと思います。良い悪いもその子によって1人1人違うと思うので、その辺りを店頭できちっと説明して頂いて、極力ケガがないようなやりやすい環境を作ってあげるっていうことをやって頂けるとサッカー界としては助かるかなと思っています。

――前回と今年の雰囲気の違いはありました?

遠藤彰弘 いやいや。みなさんサッカーが好きなんだなっていうのが伝わってきたので、それをサッカー界のために何かできることが僕もありますし、みなさんにもあると思うので、そういった意味ではアンブロさんの商品ってこういうところがいいんだよっていうのをどんどん宣伝して頂けると。弟も履いていますし、僕も履いていましたし。できれば子供たちにいっぱい履いて欲しいなっていうのはあります。

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――今回のスパイクを履いての驚きはありました?

遠藤彰弘 試し履きは前回の東京でやりました。どっちも特徴があっていいと思います。どっちもあると思うんですね。僕とかヤットみたいなプレースタイルの選手もいるし、瞬発系の選手もいるし、そういったところをまず店舗で伝えてあげた方がいいと思います。(アンブロのスパイクは)相変わらず履きやすいなっていうのはありました。(アクセレイターは)ぴったりくるんですよね。なので、もっともっと、うちの遠藤塾もそうですけど、子供たちがアンブロが増えているっていうのはやっぱりそれだけの性能があがっているし、しっくりくるんじゃないですかね。それって理屈どおりにはいかないところもあるじゃないですか。フィーリングとか、そういうのが良くなっているんじゃないですかね。うちの生徒もほとんどアンブロに変わっていますし。そういう意味ではすごい研究されているんだなっていうのは分かります。

――スパイクを選ぶ上で重要なことはなんですか?

遠藤彰弘 大事なことはその子の悩みだったりとか、僕はジュニアの指導もやっているので、その子が踵が痛いんだとか、バランスが崩れているなとか、じゃあそれを矯正するためにはこっちのスパイクのがいいんじゃない?って言ってあげるだけで良いと思うんですよね。履いてダメだと思えばそれは研究すればいいと思いますけど、それを言えないっていう状況だけは避けてほしいというのはあります。人によっては色んなところに故障を抱えていたりとか、もっとこうしたい、もっと一瞬速くでたいとかあると思うので、それにきちっと答えを出して頂けるようになれば、もっともっとアンブロさんのシューズを履いてくれる人が増えてくると思うので、僕らも協力できるところはしていきたいなと思います。

アンブロ2016年春夏スパイク

■アクセレイターKL

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■アクセレイターゲイルプロ

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By サッカーキング編集部

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