サッカー界の美女たちにサッカー愛を語ってもらうスペシャルインタビュー『美女と蹴球』。今回は、WOWOWで好評放送中の「スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ 12-13シーズン」を盛り上げる“リーガール”に就任した深谷理紗さん！ 「まだまだサッカーについて勉強中です」と謙虚に話す深谷さんが、リーガ・エスパニョーラの魅力について語ってくれました。

写真=足立雅史

注目選手はバレンシアのセルヒオ・カナレス選手

――まずは、リーガールに就任した率直な感想を教えて下さい。

深谷　リーガールという大役を任されたので、これを機にサッカーのことを深く深く知って、リーガの魅力を伝えていければいいなと思います。

――リーガールに就任する前は、リーガ・エスパニョーラについてどのぐらい知っていましたか？

深谷　正直、あまり知らなかったです。でも、リーガについて勉強していくうちに、ロナウジーニョ選手とか（デイヴィッド）ベッカム選手という名前が出てきて、「あっ、この選手たちは知ってる」ってなってきて、つながりましたね。このチームでやっていたんだと思って。

――じゃあ、ロナウジーニョやベッカムは知っていたんですね？

深谷　そうですね。でも（リオネル）メッシ選手とかクリスティアーノ・ロナウド選手は詳しく知らなかったんですよ……。でも、いろいろ勉強していくうちに、すごい選手なんだということが分かりました。とんでもない選手なんだなと（笑）。まだまだ勉強中の身ですが、日々新しい発見があるので楽しいですね。

――最近覚えた言葉は「カンプ・ノウ」とブログに書いてありましたが、実際にカンプ・ノウでやっている試合を見たことはありますか？

深谷　ありますよ。昔のクラシコの映像が流れていたんですけど、（ルイス）フィーゴ選手へのブーイングがすごくて。豚の頭とか投げられてましたよね。そういうのを見て、ファンやサポーターの熱狂が伝わって来ました。

――言い方は悪いかもしれませんが、クラシコは本当に異様な雰囲気ですよね。

深谷　ホントですよね。でも、あの中でプレーする選手はすごいなと思います。精神的にやられそうですよね。一回会場に行ってあの雰囲気を味わってみたいです。

――リーガは現在、バルセロナとレアル・マドリードというビッグクラブがしのぎを削っていますが、両チームのエースであるメッシとロナウド、どちらが好みですか？

深谷　最初、写真を見たときは男前のロナウド選手が魅力的だなと思いましたけど（笑）、プレーを見てみるとメッシのすごさが伝わってきて。両選手ともにすごいですよね。今ではどちらか選べと言われるのは難しいなと思っています。

――バルセロナやレアル・マドリードの選手たちを見て、「ここがすごいな」と思うところは？

深谷　精神力の強さですね。この前、セビージャ対バルセロナ（9/29 リーガ第6節 セビージャ 2－3 バルセロナ）戦を見たんですけど、バルセロナは2点をリードされていて。負けるんじゃないかなと思っていたんですけど、そこから3点取って逆転したじゃないですか。それを見て、精神力の強さを思い知らされました。逆転することってすごく難しいと思うんですけど、そんな奇跡みたいな試合がよくあるので、見応えのあるリーグだなと思っています。

――話は変わりますが、深谷さんの注目選手はバレンシアのセルヒオ・カナレスということで。なかなか渋いところをついて来ましたね（笑）。

深谷　これもまた、顔から入ったんですけど（笑）。男前だし年齢も私と変わらない（カナレスは21歳、深谷さんは20歳）のですごいなと思って。あとはもともとレアル・マドリードにいながら、活躍できずにレンタルでバレンシアに移籍して、今はもう完全移籍を勝ち取っているじゃないですか。今は負傷で戦列を離れていますけど、そういった背景も「頑張れー！」ってなっちゃいます。

――ちなみに日本代表の選手では誰に注目していますか？

深谷　バラエティー番組に岡崎（慎司）選手と長友（佑都）選手が出ていて、「サッカー選手ってこんなに面白いんだ」と思いましたね。それからこの前のワールドカップ予選を見たんですけど、2人とも全然顔つきが違って。ホントにすごいなーって思います。いずれは日本人選手がバルセロナやレアル・マドリードでプレーしてくれたら最高だし、実際に見てみたいですね。

――今ではなでしこジャパンが大活躍して、女子サッカーも盛り上がりを見せています。同じ女性としてどう感じていますか？

深谷　女性のスポーツとして、サッカーはあんまりイメージがなかったと思うんですよ。でも彼女たちが盛り上げてくれたお陰で、女性がサッカーをするということもありなんだなと思うようになりました。子どもに何か習い事をさせたいと思ったときに、サッカーを選ぶのも全然ありだなと思います。もし自分の子どもが女の子でサッカーを選んだら、誇りに思うし、かっこいいなって思うでしょうね。

サッカーうまい人が身近にいたら、100パーセント惚れちゃいます

――深谷さんはこれまでサッカーにどんなイメージを持っていましたか？

深谷　学生時代、体育の授業で何度かやったことがあるんですけど、足でボールを扱わないといけないので、本当に技術のいるスポーツだなと。最近は実際に試合を何度も見ていて、こんなに激しい争いのあるスポーツなんだなと思っています。普通にスライディングとかして相手を倒したりするじゃないですか。ぶつかり合いが本当に多くてびっくりしています。

――もともと手でボールを扱うのも難しいのに、それを足でやらないと行けないですからね。

深谷　そうですよね。メッシのドリブルなんて足元から全然ボールが離れないじゃないですか。本当に尊敬します。私はボールさえ満足に蹴れませんから。カラーコーンを置いてドリブルの練習もしたことはありますけど、ボールがいろんな所に飛んでいってしまって（笑）。運動神経は良い方だと思っているんですけど、難しいですね。

――サッカーをしている男性にはどんなイメージがありますか？

深谷　そうですね、うーん……、野球は坊主っていうイメージなんですけど、サッカーはイケイケの男子がやっているというイメージですね。ちょっとチャラチャラした感じの（笑）。髪の毛が長いからですかね？

――完全なイメージですね（笑）。でも、夏の大会前になると野球部の方がモテたりするんですよ。

深谷　確かにそうかもしれないですね。でも、私はサッカーをしている男子のほうが魅力的ですよ。かっこいいなと思う人は、だいたいサッカー部でしたから。私は陸上部でサッカー部と同じグラウンドで練習していたんですけど、チラチラ見ていましたね。「あ～、うまいなー」って（笑）。やっぱりサッカーうまい人が身近にいたら、100パーセント惚れちゃいます。

――その言葉で、全国のサッカー少年たちはもっと頑張れると思います（笑）。もし、深谷さんがバレンシアのマネージャーだったとして、今からカナレスがカンプ・ノウでバルセロナと対戦するというときに、どんな声をかけますか？

深谷　えーっ、それは悩みますね。うーん、「いつもの自分らしく、男前にゴールを決めてきて！」って言いますかね（笑）。

――結局、男前かい！（笑） その言葉には深谷さんのどんな思いが込められているんですか？

深谷　やっぱり、チームの一員としていつもどおり頑張ってと。やっぱりカンプ・ノウはアウェーの選手にとって難しいスタジアムだと思うんですけど、普段通りにやれば問題ないんだよということを伝えたいです。あー、やっぱり学生時代にサッカー部のマネージャーをやりたかったな。

――だいぶサッカーにハマって来ましたね。深谷さんが考えるサッカーの魅力って何だと思いますか？

深谷　具体的に「ここが魅力！」っていうのはまだ分からないですけど、リーガールに就任したことを周りの友達に話すと、「すごいね」とか「いいなー」って言われるんですよ。その時に初めて「周りにはこんなにサッカー好きな人がいたんだ」と気づいたんです。日本にもこんなに多くのサッカーファンがいるんだと思ったら、私ももっともっとサッカーを知って、情報を発信する側にならないといけないなと思っています。

――なるほど。それではリーガ・エスパニョーラの魅力はどんなところにあると思いますか？

深谷　勉強をしていくうちに、ここまで注目されているリーグなんだなと気付かされて。それだけ魅力のあるリーグなんだなと思っています。今はバルセロナとレアル・マドリードの2強が頭ひとつ抜けていると思うんですけど、2強に負けないようにその次のグループであるバレンシアやセビージャといったチームが頑張って上に上がっていくところが見られるのも一つの魅力かなと思います。

――それでは最後にリーガールとしての今後の意気込みを聞かせて下さい。

深谷　まだ私の周りにはリーガを詳しく知らない女性がいっぱいいるので、どんなキッカケでもいいので一人でも多くの人にリーガを知ってもらって、日本から熱い声援を送っていけたらいいなと思っています。日本のサッカーも盛り上がっていますが、海外にはもっとすごいサッカーがあるんだよということを伝えていきたいです。

――そして、みんなにカナレスを推していくと。

深谷　そうですね。超カッコイイ選手がいるからって（笑）。でも、そういうキッカケでもいいので試合を見てもらいたいです。試合を見ればみんな自然と盛り上がると思うし、情報も頭に入ってきてリーガの魅力が分かってもらえると思うので。もちろん、他のチームにも素晴らしい選手がたくさんいると思うので、そういった選手をチェックしてみなさんに伝えていければと思っていますし、私もみんなと一緒に大声を出しながら応援していきますよ！

“リーガール”深谷理紗さんのサイン入り色紙を3名様にプレゼント!

今回、『美女と蹴球』に登場してくれた“リーガール”深谷理紗さんのオリジナル“りさる”のイラスト入り直筆サイン入り色紙を3名様にプレゼント！

●プレゼント 深谷理紗さん直筆サイン入り色紙

●当選人数 3名様

●応募期間 2012年10月19日（金）23:59
プレゼントの応募受付は終了しました。

●当選発表 当選者の方には、ご応募いただいたメールアドレスにご連絡させて頂きます。