10月22日、東京都八丁堀にあるFROMONE SPORTS BASEにて、『第4回 umbroアカデミー2018「プレイモデル・プレイ原則に従ったトレーニング理論」』が開催された。
同イベントは「FOOTBALL LEADERS IN TOKYO」が「デサントジャパン株式会社」と協力して開催され、日本サッカーの未来を担う、育成年代に関わる者たちの自発的な活動として、ともに学び、高め合うための機会をオーガナイズする指導者の集まりだ。講師として、SVホルンや名古屋グランパスでユース年代を指導した経歴を持つ濵吉正則氏が登壇し、様々な角度から指導者に向けたメッセージを発信している。
第4回目となる今回は、プレイモデルに沿ったトレーニングセッションの構築をメインに話し合った。約50名の参加者は濵吉氏が用意した資料に釘付けになり、質疑応答の時間では数多くの指導者から質問が寄せられた。
セミナー後には食事をとりながらの懇親会が開催され、セミナーでは聞けなかったさらに深い話が展開されていた。濵吉氏は、今の日本サッカー界の指導者に対して「メソッドに目を向けがち」と、まだまだ改善の余地があると話した。
「僕のテーマやポリシーもそうですが、もっと概念や哲学の部分を考えてもらいたいと思います。そこを理解すればレベルの高い指導者になることができます。情報がたくさん手に入る時代なので、ドイツのやり方、スペインのやり方、南米のやり方などが簡単にわかる。指導者はいろんなものをつまみ食いしているような状態かもしれません。でも、その中にも不変的なものがあるので、これから色々経験していく中で、その部分を理解して整理できればいいですね」
「僕は恵まれた経験を日本でも国外でもやらせてもらいました。それを少しでもみんなに感じてもらったり、共有したい。逆に自分が学ばせてもらうこともあります。まだ今年だけでも2回あるので、みなさんと新しい何かを作り上げていきたいですね」
大好評のうちに終了した『第4回 umbroアカデミー2018』。第5回目となる次回は、11月12日(月)に清瀬内山運動公園で開催される。濵吉氏とともに実地訓練ができる貴重な機会なので、是非参加してみてはいかがだろうか。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト