日本エレクトロニックサッカー協会(JeFA)主催による、FIFA17国内大会「1onJSLGP.7」が6月10日に行われ、オリバー選手がタピオカ選手を延長再試合の末に下して見事1onJSLGP.7の頂点に輝いた。
試合は、前半3分に中央から細かいパスワークで崩したオリバー選手が先制すると、タピオカ選手も負けじと応戦。15分、中央から侵入したモドリッチに浮き球を合わせ同点に追いつく。
しかし、細かいパスワークで主導権を握るオリバー選手は再び中央から切り崩しにかかると22分、中央からベンゼマの強烈なシュートを叩き込み、再度突き放すことに成功した。
後半に入り徐々にペースを上げてきたタピオカ選手は、55分、右サイドをカゼミーロ、ベイルのワンツーで崩すと、最後はベイルの頭に合わせてついに同点に追いつくことに成功する。
攻撃的なスタイルを保持したまま決勝戦に臨んだ両者による、ハイパフォーマンスな試合内容が終始続いた戦いは、2-2のまま得点は動かず延長再試合に突入、延長75分に中央からの崩しで得点を挙げたオリバー選手がこの1点を守り切り、1onJSLGP.7の頂点に輝いた。
【大会試合結果】
決勝戦
タピオカ[レアルマドリード] 2-2 [レアルマドリード]オリバー
延長再試合
タピオカ[レアルマドリード] 0-1 [レアルマドリード]オリバー
【1onJSLGP.7決勝戦】
<優勝者インタビュー>
――優勝おめでとうございます。延長戦までもつれ込んだ激闘を乗り越えて見事優勝に輝きました。率直な感想をお聞かせください。
オリバー選手「プロの選手など強者が出場するこの大会で優勝できるとは思ってなかったので驚いてます。自分の実力以上のものが出せたと思います」
――オリバー選手は前回の1onJSLGP.6から当大会に出場されています。前回大会は初戦でにんちゃん選手を相手に0―1と敗退してしまいましたが、なんと今大会でも初戦の相手がにんちゃん選手だったんですね。何か事前に対策を立てて臨まれたのでしょうか?
オリバー選手「前回のにんちゃん選手との試合動画が残っていたので動画を見返してにんちゃん選手の攻め方を研究しました。徹底的に中を崩してくる方なので、ある程度外の意識を捨てて中の守備を厚くした結果、無失点に抑え勝つことができました」
――なるほど、しっかり研究してから臨まれていたんですね。オリバー選手の戦術設定を見ると、3TOPは裏抜けにして、ビルドアップのスピード設定も80まで上げていますが、ご自身のプレースタイルはどういうタイプだと評価していますか?
オリバー選手「細かいショートパスで組み立てながらフェイスアップドリブルで相手をいなしていくのが僕のプレースタイルだと思っています。正直プレースタイルと設定がマッチしているかはわからないですが、裏に抜けた選手に早めにスルーパスを出すのはFIFAの基本なので、このような設定にしています」
――オリバー選手はフォーメーションを4-3-2-1にして、3TOPは左からベイル、ベンゼマ、ロナウドに変更していました。本来であればロナウドを左に、ベイルを右に置くのが定石だと思いますが逆にした理由をお聞かせください。
オリバー選手「今作はカットインからのシュートよりも外をえぐってからの強パスやファーへの低弾道シュートが強力なので、サイドの選手は利き足サイドに配置しています。また4-3-2-1のLF、RFの選手はあまりサイドに開かず直線的に裏抜けしてくれるので、そのまま利き足で低弾道シュートを打つことができるのがメリットだと思います」
――決勝戦を振り返りたいのですが、ずばり勝敗を分けたポイントは何だと思われますか?
オリバー選手「決勝戦の勝敗を分けたポイントはズバリ運です! 1試合目、早い時間に1点目となるオウンゴールが決まりましたし、2点目のベンゼマのゴールは低弾道シュートの入力ミスがすごいコースに飛んでくれました(笑)。再試合では67分にロナウドに裏抜けされ1対1になったときは終わったと思いましたね。その直後に先制してこのチャンスは逃してはいけないと思いました」
――確かに、67分のピンチは観ているほぼ全員が失点したと思いました(笑)。やはりそういった勝負運というものもトーナメントでは大事になってくるんでしょうね。最近、FIFAではJeSPA大会をはじめ国内でも活躍する場が増えてきています。オリバー選手の今後の目標などありましたらお聞かせください。
オリバー選手「JeSPA大会に出ている選手とはまだ差があると思っています。もっと技術を上げてそのようなプレーヤーたちと肩を並べられるようになりたいです。そして、1onJSLでは連覇を目指します!」
――今後のご活躍、そして次回大会での連覇期待しています!
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By サッカーキング編集部
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