見事に金メダルを獲得した日本代表の相原翼(レバ)選手(左)、杉村直紀(SOFIA)選手(右)
第18回アジア競技大会のeスポーツ競技『ウイニングイレブン2018』が9月1日にインドネシア・ジャカルタで開催され、日本代表が見事に優勝を果たした。
同大会は地域予選を勝ち抜いた8カ国が2組に分かれてグループステージを戦い、上位2カ国がノックアウトステージへ進出する。試合はBO3形式(2ゲーム先取)で行われ、第1ゲームは1vs1、第2ゲームは2vs2、第3ゲームは1vs1で実施。各代表チームは2名で編成され、日本は杉村直紀(SOFIA)選手と相原翼(レバ)選手がコンビを組む。
日本は開催国インドネシア代表との初戦第1ゲームで杉村選手が5-0と快勝すると、第2ゲームの2vs2では2-1で競り勝ち、白星スタートを切った。続くベトナム代表との第2戦では相原選手が第1ゲームを担当。緊張もあってか前半に3点を奪われる厳しい展開を強いられたが、後半に5ゴールを奪う猛反撃を見せ、5-3で逆転勝利を収めた。第2ゲームは1-0で逃げ切り、2連勝で勝ち点を6に積み上げる。そしてインド代表との最終戦は杉村選手が第1ゲームを8-0の大勝で飾ると、2vs2でも7-0と力の差を見せつけ、3戦全勝(6ゲーム全勝)でノックアウトステージ進出を決めた。
準決勝の相手はマレーシア代表。第1ゲームに登場した杉村選手は2点を先行して試合を優位に進めたかに見えたが、ここから2点を奪われ追いつかれてしまう。それでも延長戦で1点を勝ち越し、3-2で勝利を収めた。続く第2ゲームの2vs2では先制を許したものの、息の合ったコンビネーションから一挙3ゴールを奪って逆転に成功。3-1の勝利で決勝進出を果たした。
決勝の相手はイラン代表。第1ゲームではここまで予選を含めて1度も負けていない杉村選手が務めたが、1-3とまさかの敗戦を喫してしまう。それでも第2ゲームでは2-0と快勝し、第3ゲームへ望みをつないだ。そして迎えた最終戦は相原選手が一進一退の激闘の末に3-2で勝利。手に汗握る接戦を制した日本が見事に金メダルを獲得した。
By サッカーキング編集部
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