エジルはeスポーツの世界選抜チーム設立に向けて動いている [写真]=Getty Images
アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルが設立するサッカーゲーム「FIFA」の世界選抜チームのメンバー候補に、日本人選手が挙がっているようだ。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』電子版が9月2日に報じた。
エジルは8月にイギリス・ロンドンで開催されたFIFA eワールドカップの親善大使を務め、その際にeスポーツ界への参加を表明。FIFAの代理事務所『eSport Reputation』とともに、Xbox OneとPS4の世界選抜チームを設立することを宣言していた。すでにチーム作りは始まっており、監督には“eスポーツ界のペップ”として知られるトーマス・テンペリ氏の就任が決定。現在は、世界中から選手を探している段階で、最終的にはエジルがメンバーを決めるという。
🗣"How cheeky is that": I'm teaming up with @eSports_Rep to form my own @EASPORTSFIFA team. 💪🏼 In the upcoming weeks we'll look out for players around the world who will represent #teamozil in all major national and international EA FIFA competitions 💥👨💻👩💻 pic.twitter.com/ie25DwhBr4
— Mesut Özil (@M10) August 2, 2018
同誌によると、その候補に日本人のナスリ選手(FIFA eワールドカップでの登録名は「Web」/PS4)の名前が挙がっているようだ。選抜チームは、まずは5人の選手から構成され、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米の5大陸からそれぞれ1人ずつ選ばれる模様。アジア代表としては、8月のeW杯で優勝したMSドサリ選手(サウジアラビア/Xbox One)が最有力候補のようだが、現在アメリカのチーム「Rogue」に所属していることがネックとなっているようだ。そのため、世界王者の移籍が実現しなかった場合、ナスリ選手がアジア代表として招集されることになると報じられている。
現在18歳のナスリ選手は、eW杯出場権をかけた6月の「EA SPORTS FIFA 18 グローバルシリーズプレーオフ」のPS4部門で世界ベスト4に入り、日本人唯一のeW杯出場を果たした。同誌は「このプレイステーションのスペシャリストが英語を話せないことは不利だが、現在どこのチームにも所属しておらず、いつでもチームに加入することができるのは有利だ」と説明。世界的サッカー選手が設立するチームに、日本人選手が“海外移籍”する可能性があるようだ。
なお、チーム名はまだ正式に決まっていないようだが、ユニフォームにはエジルのロゴ「M10」が入ることになるという。現在週給40万ユーロ(約5200万円)を稼いでいるエジルは、合計で年間50万ユーロ(約6400万円)をチームに投資することが必要になる模様。チームに加入した選手たちはロンドンをベースとし、月給で6000〜1万ユーロ(約77万〜130万円)を受け取ることになるようだ。
By サッカーキング編集部
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