『キングス・ワールドカップ』のセカンドステージ3日目がメキシコの現地時間5月31日に行われ、日本代表の「ムラッシュFC」がウクライナ代表の「UA Steel」と対戦した。
『キングス・ワールドカップ』は、バルセロナなどで活躍した元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏が主催する7人制サッカーの国際大会。スペイン・バルセロナの『キングス・リーグ』参加チームと、メキシコで開催されている『アメリカス・キングス・リーグ』に参加している多国籍チームに加え、ワイルドカードとして出場する各国の代表チームが世界一を目指す。日本からは人気配信者の加藤純一氏がオーナーを務める「ムラッシュFC」が、日本代表として『キングス・ワールドカップ』に参戦している。
初戦で『アメリカス・キングス・リーグ』の王者である「Raniza FC」に敗れたムラッシュFCは、元ウクライナ代表の“レジェンド”アンドリー・シェフチェンコがオーナーを務める「UA Steel」と激突した。
試合開始から劣勢に立たされたムラッシュFCだが、初戦に続いてGK深谷圭佑が好セーブを連発し、「UA Steel」の猛攻を凌いだ。すると、3分に得点が生まれる。深谷のシュートのこぼれ球を小林謙太が押し込み、ムラッシュFCが先制に成功した。
リードを奪ったムラッシュFCは、深谷の好セーブに助けられ、「UA Steel」の猛攻を凌ぐ。しかし、7分にイェウヘン・コノプリャンカのクロスを森保翔平がクリアすると、オウンゴールとなってしまい、同点に追いつかれた。
その後は一進一退の攻防が続き、「UA Steel」はドミトロ・チグリンスキー、ムラッシュFCは平井達也が決定機を迎えたが、決めきることはできず。前半最後の「5vs5」でも、深谷が攻守両面で存在感を示したが、得点は動かないまま、1-1で20分ハーフの前半を終えた。
後半開始からムラッシュFCはSpotifyシークレットカードの「出場停止」を使用し、4分間コノプリャンカをベンチに下げさせた。すると、後半立ち上がりにムラッシュFCが決定機を迎える。山田樹がペナルティエリア手前から強烈なミドルシュート。しかし、これはクロスバーに跳ね返り、惜しくも得点には至らなかった。
「UA Steel」は22分に「プレジデントペナルティ」を行使。シェフチェンコとともにオーナーを務めるストリーマーのレビガ(Leb1ga)がキッカーを務めたが、シュートは枠を外れ、同点のままで試合が再開された。
両チームともにゴールに迫るが、なかなか得点を奪えない。こう着した展開のなかで、ムラッシュFCは30分に「プレジデントペナルティ」を行使。オーナーの加藤純一がキッカーを務めた。1本目はシュートコースを完璧に読まれてセーブされたが、GKの足がゴールラインを踏んでいなかったため、やり直しとなった。そして、蹴り直しの2本目は、シュートを見事に右隅に決めて、ゴールネットを揺らした。ムラッシュFCが勝ち越しに成功する。
しかし、得点直後にペナルティエリア内でジェラール・モラレスを小林謙太が倒してしまい、PKを与えてしまう。Spotifyシークレットカードの「スタープレイヤー」を使用していたジュニオール・モラエスが蹴ったが、これを失敗。
すると、36分に深谷のロングスローを受けた金武航二朗が反転しながらシュート。これがゴールネットを揺らし、ムラッシュFCがリードを2点に広げた。さらに得点が2倍になる最後の2分間で3回ゴールネットを揺らし、8点差にして試合を決めた。
ムラッシュFCが「UA Steel」を9-1で下して、キングス・ワールドカップ初勝利。ラストチャンスラウンドへの進出が決定した。
次戦はバルセロナやアトレティコ・マドリードなどで活躍した元トルコ代表MFアルダ・トゥラン氏がテクニカルディレクターを務めるLimon FC(トルコ)と対戦する。
By サッカーキング編集部
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