ムラッシュFCvsLimonFC
『キングス・ワールドカップ』のラストチャンスラウンドがメキシコの現地時間2日に行われ、日本代表のムラッシュFCがLimon FC(トルコ)と対戦した。
『キングス・ワールドカップ』は、バルセロナなどで活躍した元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏が主催する7人制サッカーの国際大会。スペイン・バルセロナの『キングス・リーグ』参加チームと、メキシコで開催されている『アメリカス・キングス・リーグ』に参加している多国籍チームに加え、ワイルドカードとして出場する各国の代表チームが世界一を目指す。日本からは人気配信者の加藤純一氏がオーナーを務める「ムラッシュFC」が、日本代表として『キングス・ワールドカップ』に参戦している。
ムラッシュFCは初戦で『アメリカス・キングス・リーグ』の王者であるRaniza FC(ウルグアイ)に敗れたが、セカンドステージの敗者復活戦でUA Steel(ウクライナ)に勝利。決勝トーナメント進出をかけて、ラストチャンスラウンドでLimon FC(トルコ)と対戦した。
立ち上がりから元サガン鳥栖GK深谷圭佑が攻守両面で存在感を示したが、ムラッシュFCはペナルティエリア手前でフリーキックを与えてしまうと、これをファーサイドに直接決められてしまう。
リードを奪われたムラッシュFCは、Limon FCの攻撃を我慢強く守る時間帯が続く。それでも“守護神”深谷が再三のビッグセーブを見せ、1点差の状態をキープし続けた。
しかし、前半最後の2分間で行われた「5vs5」のなかで、Limon FCのGKアルプ・アルダにパントキックでゴールを決められて失点。0-2で前半を折り返した。
後半もこう着状態が続いた。ムラッシュFCは28分にSpotifyシークレットカードの「ダブルゴール」を使用したが、なかなかチャンスを作れない。ただ、決定的なピンチは深谷の好セーブで凌ぐと、30分に決定機が訪れる。清川大輝のクロスから金武航二朗がシュート。しかし、これは惜しくもクロスバーに跳ね返り、得点には至らなかった。
2点差のまま、得点が2倍となる最後の2分間に突入すると、ムラッシュFCがペナルティエリア手前でフリーキックを獲得。ラストプレーで清川が蹴ったが、ピッチに足を取られてシュートを枠内に飛ばすことはできなかった。
オーナーを務める加藤純一氏がプレジデントペナルティを蹴る機会はなく、試合はこのまま0-2で終了。ムラッシュFCは1勝2敗でキングス・ワールドカップ敗退となった。勝利したLimon FCは、決勝トーナメント進出が決定。ラウンド16でPeluche Caligari(メキシコ)と対戦する。
そのほか、元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ、元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランを擁するStallions(イタリア)は決勝トーナメントへ進出。元フランス代表FWジェレミー・メネズらが所属するFoot2Rue(フランス)はMuchachos FC(アルゼンチン)に敗れて、今大会敗退となった。
ラストチャンスラウンドの結果と決勝トーナメントの組み合わせは下記の通り。
【ラストチャンスラウンド】
(1)Ultimate Móstoles(スペイン) 7-1 1K FC(スペイン)
(2)Foot2Rue(フランス) 4-4(3-4) Muchachos FC(アルゼンチン)
(3)SXB FC(サウジアラビア) 0-3 Olimpo United(メキシコ)
(4)Stallions(イタリア) 2-0 Persas FC(ペルー)
(5)Saiyans FC(スペイン) 4-3 PIO FC(メキシコ)
(6)Limon FC(トルコ) 2-0 ムラッシュFC(日本)
(7)Raniza FC(ウルグアイ) vs Jijantes FC(スペイン)
(8)Club de Cuervos(メキシコ) vs Los Aliens 1021(アメリカ)
【決勝トーナメント組み合わせ】
1:Peluche Caligari(メキシコ)vs Limon FC(トルコ)
2:Porcinos FC(スペイン) vs Stallions(イタリア)
3:xBuyer Team(スペイン) vs (7)の勝者
4:Los Troncos FC(スペイン) vs (8)の勝者
5:Aniquiladores FC(スペイン) vs Saiyans FC(スペイン)
6:Kunisports(スペイン) vs Olimpo United(メキシコ)
7:Furia FC(ブラジル) vs Muchachos FC(アルゼンチン)
8:G3X FC(ブラジル) vs Ultimate Móstoles(スペイン)
By サッカーキング編集部
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