2025年第2回キングス・ワールドカップ 大会概要
『キングス・リーグ』とは元スペイン代表DFジェラール・ピケがチェアマンを務め、主催している7人制サッカーの大会。その世界大会となる『キングス・ワールドカップ』の第2回が2025年に開催されることが決定した。
この記事では、第2回キングス・ワールドカップ・ネーションズ(Kings World Cup Nations)の試合日程や配信予定・放送予定、ルール、メンバーなどが決定次第、随時更新して紹介する。
キングス・リーグとは?
2022年11月に発足した『キングス・リーグ』(正式名称:Kings League InfoJobs)は、7人制サッカーの大会。冬季と夏季の2シーズン制で行われており、計12チームのリーグ戦から上位8チームがプレーオフに進出して優勝を争う。元スペイン代表イケル・カシージャス、元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロといった往年の名プレーヤーや、スペイン国内で絶大な影響力を持つ配信者イバイ・ラノスらインフルエンサーがオーナーとしてチームを率いている。
過去にはゲストプレーヤーとして、ロナウジーニョ、ネイマール、アンドリー・シェフチェンコ、アンドレア・ピルロ、ホアキン・サンチェス、ジブリル・シセ、パブロ・サバレタ、ジョアン・カプデビラ、ハビエル・エルナンデス(チチャリート)ら有名選手も『キングス・リーグ』に参戦した。
『キングス・リーグ』のほかにも、カップ戦の『キングス・カップ』、女子大会の『クイーンズ・リーグ』、男女混合の『キングダム・カップ』、子ども向けの大会『プリンス・カップ』などが開催され、北中米・南米には『アメリカス・キングス・リーグ』(正式名称:Kings League Santander)が存在する。
キングス・ワールドカップとは?
『キングス・ワールドカップ』は、7人制サッカーの国際大会。第1回大会はメキシコで開催され、32チームが参戦。優勝賞金は100万ドル(約1億5400万円)に設定されていた。
第2回の開催は2024年9月7日に発表された。キングスワールドカップネーションズの開催地と日程は後日発表される。その他、将来的にフランス、イタリア、ブラジル、ドイツ、アメリカ、イギリス、韓国、サウジアラビアなどで、新たなリーグが開幕する可能性があることが明かされた。
なお、現時点ではスペイン、アルゼンチン、コロンビア、ドイツ、アメリカ、日本、メキシコ、サウジアラビア、ブラジル、ベルギー、イタリアのチームが参戦する予定となっている。
■大会概要
開催国:未発表
開催年:2024年末見込みと発表
参加チーム数:32チーム
優勝賞金:未発表
■大会形式
未発表
キングス・ワールドカップのルールは?
キングス・リーグのルールは、ソサイチ(ブラジル発祥の7人制サッカー)をベースに定められたが、キングス・リーグ独自のルールも多数存在する。特筆すべきルールは以下の通り(2024年5月14日時点)。
なお、同リーグのルールはエンタメ性に特化しており、頻繁に変更されることがあるため、注意が必要だ。
【試合時間】
20分ハーフの前後半で行われる。
【シークレットカード】
コーチが試合前にSpotifyシークレットカード(※)をランダムに選ぶ。このカードはセカンドハーフ(後半)38分までに使用可能。
●ダブルゴール:次の4分間、チームによるゴールの点数が2倍になる
●出場停止:次の4分間、相手チームの選手を1人出場停止にさせる(GK以外)
●ペナルティキック:流れに問わず、通常のペナルティキックを獲得可能。
●シュートアウト:ボールがフィールドの中心に置かれ、選手は5秒以内にゴールキーパーとの1対1を実施
●スタープレイヤー:コーチにより選ばれた選手が決めた選手のゴールの点数が2倍になる。その選手はアームバンドの装着により識別される
●ジョーカー:前述したすべてのカードあるいは相手チームのカードを奪い使うことができる
【プレジデントペナルティ】
プレジデント(オーナー)は、試合5分~18分の間あるいは20分~38分の間にプレジデントのペナルティキックを実施することができる。プレジデントがグラウンドに不在の場合は、チームから1名選びペナルティキックを主張することができる。
【試合進行について】
●試合開始(0分)
センターサークルの5メートル上のケージからボールが落とされる。ウォーターポロ(水球)のように、選手はゴールラインで待機し、青信号が点灯したらボールを追いかけにいく。最初はボールのポゼッションを維持するために、バックパスをする必要がある。
●試合時間(0分~5分)
フィールドプレイヤー1対1+ゴールキーパーで試合が開始される。両チームが7人ずつになるまで、1分おきに選手が1名ずつ増えていく。
●試合時間(5分~)
選手交代が可能になる。
●試合時間(18分~)
18分を経過した時点で試合が中断となる。スタンドからゲストが巨大なサイコロを振り、出た目の数に応じて、残り2分の間のピッチ上の人数を決定。サイコロにより決定された人数の選手がゴールラインに集まり、中央のボールを奪い合う。
◇サイコロの数字
●マーク:1vs1(+GKあり)
●1:1vs1(+GKなし)
●2:2vs2(+GKあり)
●3:3vs3(+GKあり)
●4:4vs4(+GKあり)
●5:5vs5(+GKあり)
●試合時間(20分/後半開始)
セカンドハーフは再度ゲージからボールを落とすところから開始。前半とは異なり、人数を減らすことなく、最初から7対7で行われる。
●試合時間(38分~40分)
セカンドハーフの最後の2分間に決まったゴールは、2点としてカウントされる。38分時点で同点だった場合、ゴールデンゴール方式に切り替わり、得点が決まった時点で勝敗が決する。
●試合終了
引き分けはなし。上記で決着がつかなかった場合、PK戦で決着を付ける。5回+サドンデス方式。
【その他のルール】
●フィールドの広さは、ソサイチ(ブラジル発祥の7人制サッカー)と同じ縦45~50m×横25~30m。
●スローイン、オフサイドはあり。
●交代は無制限。イエローカードは2分間の一時退場となり、レッドカードは退場処分で、5分後に別の選手が参加することができる。
●VARは自ら審判団に要求するリクエスト制度。リクエスト回数は1回のみ。
●スライディングタックルは禁止されており、危険なプレーとして扱われる。なお、スライディングしてボールが枠外やゴールに入るのを防ぐ、スライディングしてゴールを決める、スライディングしてシュートをブロックするなどのプレーは、「スライディングタックル」適応外となる。また、ゴールキーパーは自陣ペナルティエリア内でスライディングタックルを使用することができるが、ペナルティエリアから出た場合は、フィールドプレーヤーと同じルールになる。
●フィールド上での唾吐き行為は禁止。会場へのアルコール飲料の持ち込みは禁止。
ムラッシュFC vs UA Steelのハイライト映像
第2回キングス・ワールドカップの参加チームは?
第2回キングス・ワールドカップは、スペイン、アルゼンチン、コロンビア、ドイツ、アメリカ、日本、メキシコ、サウジアラビア、ブラジル、ベルギー、イタリアのチームが参戦する予定となっている。
日本代表の会長はストリーマーの加藤純一氏が務める。
前回のキングスW杯日本代表メンバーは?
2024年5月14日にムラッシュFCのメンバーが加藤純一氏の配信および大会の公式SNSで発表された。第1回キングス・ワールドカップの日本代表メンバーは以下の通り。
<ドラフト枠>
1 GK:深谷圭佑(元サガン鳥栖)
29 GK:成田雄聖(品川CC/社会人リーグ)
13 DF:布尾航誠
10 DF:金武航二朗
7 MF:清川大輝(元浦和レッズユース/元ルクセンブルクリーグ)
8 MF:小田崚平
5 MF:圓乘健介(ソサイチ日本代表)
11 MF:藁谷尚紀
9 FW:小林謙太(元バサジィ大分)
16 FW:平井達也
<ワイルドカード>
4 DF:那須大亮(元U-23日本代表主将)
17 DF/MF:森保翔平(元カマタマーレ讃岐)
14 DF/MF:山田樹(ソサイチ日本代表主将/元ブラウブリッツ秋田)
By サッカーキング編集部
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