11日、国立競技場で全国高校サッカー選手権準決勝第1試合が行われ、富山第一高と四日市中央工高が対戦。2─2で迎えたPK戦を富山第一が制して初の決勝進出を決めた。
試合は前半22分に富山第一が左CKからのこぼれ球をDF藤井徹が決めて先制。その後も優勢に進めたが、四中工も前半終了間際の44分、中央やや左寄りの位置でFKを獲得すると、これをDF中田永一が見事な左足で直接決めて追いついた。
後半に入り12分、富山第一が中央突破から細木勇人が決めて再びリードするも、四中工も28分、スルーパス一本で抜け出した井手川純がGKとの1対1を制し、同点とした。
PK戦では、GK田子をPK戦用に出場させた富山第一が四中工3人目のキックをセーブし、5─3で勝利した。