注目のフウガすみだはデウソン神戸を相手に勝ち点1をもぎ取った [写真]=本田好伸
7日、「PUMA CUP 2014 第19回全日本フットサル選手権大会」の1次ラウンドが舞洲アリーナ(大阪府)、テバオーシャンアリーナ(愛知県)、エコパアリーナ(静岡県)、古川総合体育館(宮城県)の4会場で開幕。そのうち、舞洲アリーナで行われた“F対地域”の攻防が大きな盛り上がりを見せた。
グループAのデウソン神戸と関東地域第1代表のフウガすみだの一戦は、激しいシーソーゲームとなった。先制したのは神戸。開始からわずか28秒、キャプテン西谷良介が中央からミドルシュートを決めて幸先の良いスタートを切ると、一方のすみだも9分に左サイドの岡山一馬の折り返しを神尾佳祐が決めて同点に。その後1点ずつを取り合い、14分に須藤慎一のゴールで神戸が再度勝ち越して前半を折り返す。試合は、互角の戦いとなっていた。
後半に入って先行したのも神戸。わずか18秒で渡井博之が追加点を奪って4-2とリードを広げる。しかし、すみだも意地を見せた。25分に神尾がゴール際でヘディングでネットを揺らすと、39分にカウンターから最後は宮崎曉が決めてすみだが土壇場で試合を振り出しに戻す。大会屈指の注目カードは、前評判通りの好ゲームとなった。神戸の西谷は、一言「悔しい」と顔を曇らせる。一方ですみだは、「悪くない結果。(初戦で)負けてしまうと勝ち上がりが厳しくなるので。明日の試合でしっかりと勝って、良い形で最終戦に臨みたいと思う」(神尾)と前を向いた。それぞれ、明日の2戦目でどんな戦いを繰り広げるのだろうか。
大阪会場のもう一つの引き分けは、シュライカー大阪と関東地域第2代表のバルドラール浦安セグンドの一戦。大阪が先制こそしたが、以降はセグンドが試合を主導し、後半途中で2-4とリードしていた。Fリーグの意地がある大阪も何とか盛り返し、GKをフィールドの選手に替えたパワープレーで反撃に出ると、最後の最後でエースのヴィニシウスが決めて試合を引き分けに持ち込んだ。
今大会は各グループ1位と、2位のうちの上位2チームが決勝トーナメントに進出するため、2日目以降はワイルドカードを見据えた戦いも激化していく。果たしてどのチームが勝ち上がっていくのか。注目の試合が続く。
文・写真=本田好伸
PUMA CUP 2014 第19回全日本フットサル選手権大会 1次ラウンド
2014年3月7日(金)
会場:舞洲アリーナ(大阪府)
<グループA>
12:00 湘南ベルマーレ 5-1(4-0、1-1) プラセールフットサルクラブ
14:15 デウソン神戸 4-4(3-2、1-2) フウガすみだ
<グループB>
16:30 あがりゃんせフットサルクラブ 6-5(5-2、1-3) 広島エフ・ドゥ
18:45 シュライカー大阪 4-4(2-2、2-2) バルドラール浦安セグンド
会場:テバオーシャンアリーナ(愛知県)
<グループC>
12:00 府中アスレティックFC 9-2(6-0、3-2) ビークス白山
14:15 バサジィ大分 5-1(2-1、3-0) カティオーラ・アズナ
<グループD>
16:30 ボルク北九州 1-0(0-0、1-0) ロボガト
18:45 名古屋オーシャンズ 14-1(4-0、10-1) ディヴェルティード旭川
会場:エコパアリーナ(静岡県)
<グループE>
16:30 デリッツィア磐田 3-3(1-0、2-3) カフリンガ東久留米
18:45 アグレミーナ浜松 0-0(0-0、0-0) エスポラーダ北海道
会場:古川総合体育館(宮城県)
<グループF>
16:30 ペスカドーラ町田 2-0(1-0、1-0) SWHフットサルクラブ
18:45 ヴォスクオーレ仙台 2-3(0-1、2-2) バルドラール浦安