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自分の走りをプロが客観的に解説!秋本真吾のスプリント力向上セミナー開催!

2017.03.06

 2月19日にサッカーキング・アカデミーが主催する秋本真吾のスプリント力向上セミナーが開催された。本セミナーは、多くのプロスポーツ選手を指導する秋本氏から直接指導が受けられる特別な機会となっている。

 秋本真吾氏は、福島県大熊町出身の元陸上選手。200メートルハードルのアジア最高記録保持者であり、現在サッカー、野球など日本を代表するスポーツ選手たちへのスプリントコーチをしている。プロ野球球団選手(2球団135選手)、Jリーグクラブ所属選手(17クラブ66選手)、なでしこリーグ所属選手(2クラブ42選手)アメリカンフットボール選手、ラグビー選手など多くのプロスポーツ選手に走り方の指導を展開。Jリーグでは浦和レッドダイヤモンズ槙野智章、李忠成をはじめ、大久保嘉人、大島僚太、谷口彰悟などの個人指導も行っている。プロ選手への指導だけでなく全国各地の子どもたちへの走り方教室も開催しており、地元でもある福島県大熊町の子どもたちを支援する被災地支援団体ARIGATO OKUMAでも活動を行っている。

 前半実技、後半座学で行われたセミナー。実技では受講者が走り方をiPadで撮影された自分の走り方を客観的に見て確認し、秋本氏のアドバイスを受けながらトレーニングを通して修正していった。座学では秋本氏が早く走るためのメソッドを解説し、実技で撮影した映像を元に受講者の走り方の変化も分析した。

 撮影された自分の走りを改めて見るというのは、普通のトレーニングではなかなか取り入れられない方法であり、幼少期の運動会で親が撮った映像が最後という人も多いのではないだろうか。自分の走り方を客観的に見ると、想像していた走り方と違うことがあり、具体的な改善点が見つかると秋本氏は語る。

 実技講義でまず受講者へ伝えられたのは「姿勢」が肝心であるということだ。座学でもこの「姿勢」については多角的に語られ、サッカーだけでなくどのスポーツでも重要となるのは「姿勢」であると伝えられた。

「姿勢」を意識した後は「腕の振り」を意識したトレーニングへと進んだ。大きく腕を振るためにその場での腕振りを行ったが、ただ腕を大きく振ればよいという事ではなく、その際に気をつけるべきポイントも具体的な動きとともに解説が行われた。その後に行われた座学でも、トッププレーヤーの映像を見ながら身体がブレることなく大きく腕を振っている映像が紹介され、力むことなく腕を大きく振ることの重要性を実感することができる内容となっていた。

 また走る速さを構成する要素は、正しい姿勢であることを前提とした「歩幅の広さ」と「足の回転の速さ」だと解説され、この2つの要素を高めるために重要となるのが「つま先接地で走ること」と秋本氏は話す。プロサッカー選手でも踵から接地してしまうことが多いのが現状だという。トッププレーヤーの肉離れの瞬間の映像が紹介され、踵から接地してしまうとハムストリングの肉離れを起こす危険性が上がってしまう点も解説された。また陸上の短距離、長距離どちらをみてもトッププレーヤーは、必ずつま先接地で走っている事実も、映像によって示された。

 実際のトレーニングでは、つま先接地で走るためにマーカーが用いられ、ここでも正しい「姿勢」でフォームを意識して走るように伝えられた。正しい姿勢のままつま先接地で走ることができれば、効率の良い走り方を身につけることができるのだ。

 実技、座学を通じて受講者それぞれの走り方の変化や今後の改善点などが伝えられた。個別に走り方を解説する秋本氏のセミナーは満足度が高く、今回のセミナーでも9割を超える方から「満足」以上の回答が得られた。

 3月には春休みということもあり「親子スプリント力向上セミナー」が開催される事となっている。親子で今回と同じように走り方を学ぶことが出来、秋本氏がお子様の走り方を撮影し解説、個別診断を行いうことで「走りのカルテ」を持ち帰ることができる充実の内容となっている。

▼3月25日(土)親子スプリント力向上セミナー詳細はこちら▼

By サッカーキング編集部

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