6月13日、FCバルセロナのリオネル・メッシとネイマールが中心となって難民の子どもを応援する署名活動「サイン&パスキャンペーン」がスタートした。6月20日「世界難民の日」に向け、多くの人に難民の置かれた状況を理解してもらうためのキャンペーンで、10日間限定の「FCバルセロナ×UNHCR」の国際的なコラボとなっている。
以下、リリース掲載。
現在、世界には故郷を追われ他国に逃れた難民が2100万人います。その半数以上は幼い子どもたちです。FCバルセロナ財団はスポーツを通じて難民の子どもたちのために貢献することをクラブの責任と感じ、今回の取り組みが実現しました。
サインをして、仲間にパスをする。「サイン&パスキャンペーン」は世界のサッカーファン、そして広く各国の市民に難民の子どもたちの応援を呼びかけるキャンペーンです。「心をパスして(つないで)難民の子どもたちを応援しよう」というバルサ流の温かいメッセージがこめられています。
今回のキャンペーンについてメッシは次のように語っています。「難民のために、この大切なキャンペーンに参加できることを誇らしく思います。このキャンペーンが、世界中にいる難民の子どもたちの状況を少しでも良い方に変えてくれますように。さあ、サイン&パス(「サイン」して「パス」をつなごう)!」
バルセロナの輝かしい成功を支えてきたのは、バルセロナの代名詞とも言うべき選手たちが交わす極上のパスです。「サイン&パスキャンペーン」はまさにFCバルセロナの持つサッカー哲学にヒントを得て生まれたキャンペーンです。キャンペーンのルールはいたってシンプル。オンライン上のサッカーボールに「サイン」してSNS経由で友達に「パス」(拡散)。そして自分のメッセージ動画をSNSにアップする、というものです。
キャンペーンの特設サイトsignandpass.org(英語のみ)で「サイン」すると、UNHCRスイス・ジュネーブ本部の#WithRefugeesの署名リストに名前が追加されます。#WithRefugeesはUNHCRが昨年立ち上げた署名キャンペーンで、世界各国の政府や市民に、すべての難民たちが安心して生活し、教育を受け、自立して家族を養うために働くことができる場所を見つけられるよう呼びかけるものです。
今回の「サイン&パスキャンペーン」と同時に、FCバルセロナ財団はギリシャ、イタリア、レバノンの難民受け入れセンターにおいて7月から「FutbolNet」プログラムを実施することを発表しました。このプログラムはスポーツにより、難民の子どもや青少年の社会的スキルを改善し、対立の予防、対立の解決を行うもので、難民の子どもや青少年が感情的にも満たされ、避難先の社会への融合を促進することを目指しています。
FCバルセロナから始まるパスの輪。ぜひ日本からもキャンペーンに参加し、紛争や迫害などで苦しんでいる世界の難民の子どもたちに希望を届けてください。
日本国内でも#WithRefugees#難民とともに署名キャンペーンを行っております。ぜひご参加ください。
http://test.japanforunhcr.org/form/emailnews/withrefugees.php
◆メッシ、ネイマールが参加した「サイン&パス キャンペーン」スペシャル映像視聴リンク(日本語字幕付き)
◆FC バルセロナ×UNHCR 「サイン&パス キャンペーン」日本語解説ページ
http://www.japanforunhcr.org/archives/signandpass
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト