取材・文=金子裕希
写真=soramark相葉幸子
部活動を頑張る中高生を応援することを目的に、2014年にスタートした『ミズノ部活応援宣言』。今年からそのイメージキャラクターに就任し、女子中高生を中心に人気を博している神戸市出身のシンガーソングライター・井上苑子さんが、9月7日、「春の部活応援キャンペーン」で特別賞に当選した奈良県育英学園育英西中学校・高等学校の文化祭に登場。約600名の生徒を前に、サプライズライブを敢行した。
一時は歌声が聞こえないほどの大歓声があがるなど、終始大盛り上がりだったサプライズライブ。「今日は井上苑子のことを知らない方も楽しんでもらえるように、あとは女子校なので恋の歌をキュキュッと詰め込んで。私も女子校出身で、ずっと恋にはすごく憧れがあったので、それをみんなと共有したいなと思って決めました」という4曲を披露。YouTubeで1000万再生を超えた1stシングル『だいすき。』を皮切りに、『大切な君へ』、サビの部分をみんなで歌ったカヴァー曲『どんなときも。』を、女子校出身の彼女ならではの“女子校あるある”を絡めたMCを交えつつ、届けていく。ラストには、「イメージキャラクターになったからには、みなさんを、部活生を応援したいなと思って曲を作りました」と、この部活応援宣言のために書き下ろしたタイアップソング『スタート!』を演奏。夢に向かって走ってきた自身の経験、前向きな想いが込めらたアップテンポなナンバーでエールを送った。
ライブ後には全員での記念撮影や、「可愛いしぐさを教えてください」という女子校ならではの質問も飛び出した質問コーナー、文化祭実行委員会と生徒会から似顔絵とオリジナルTシャツがプレゼントされるサプライズもあった今回の企画。彼女のファンで応募者の大西野乃香さん、飛永彩菜さんが「夢みたいでした。みんなが喜んでくれて良かったです」と話してくれたように、生徒たちにとっては忘れられないひと時になったに違いない。
「これで喜んで頂けて、みんなが部活を頑張ってくれたり、日々やりたいことの夢がもっともっと膨らむのだったら、もっと歌を歌いに行きたいと思います」とのことなので、今後の活動も楽しみにしていて欲しい。