新型コロナウイルスの影響で、国内外からの観光客が激減。東京都・葛飾区の観光業も、大きな打撃を受けている。葛飾区内の有志によって立ち上げられたウェルカムカツシカアートプロジェクト実行委員会は、「葛飾区を元気にしたい」「観光業を回復させたい」との強い思いからクラウドファンディングサービス「READYFOR」でプロジェクトを始動した。
葛飾区は多くの映画や漫画の舞台となっており、日本らしい情緒溢れる雰囲気が色濃く残った魅力あふれる街。今回のプロジェクトは、コロナ禍が落ち着いたら、新しい活気がある葛飾区を感じてもらいたいという思いが込められた企画だ。
アートで生活を彩り街に活気を生み出し、観光資源ともなり、葛飾を訪れた人々を笑顔にしたい。街が一体となって葛飾区を盛り上げるために、クラウドファンディングを立ち上げた。
ウェルカムカツシカアートプロジェクトは、葛飾区内の様々な分野のプロフェッショナルと手を組み、フォトスポットの創出から伝統工芸とアートのコラボ商品を開発。多彩なリターン品を用意するとともに、葛飾区内の様々な場所にアート作品のフォトスポットを作り、医療機関へアート作品を寄付するなど、全国の観光シーンの先駆けとなるような活動を目指している。
葛飾区からJリーグを目指す社会人クラブ“南葛SC”もプロジェクトに参加。『キャプテン翼』の主人公・大空翼が飛び出すように彩られた「2Dトリックアート」の設置に協力している。また、同クラブの選手でありアーティストとしても活躍する能登正人が作品を提供。リターン品にはアーティストがデザインしたBMZ社のオリジナル・サッカースパイクも含まれている。
<南葛SC 朝田貴則氏コメント>
生まれも育ちも葛飾柴又。2013年「南葛SC」創立時より「南葛SC」のクラブ運営に携わる。
今回のプロジェクトを通じ、街にアートを掲げてアートのパワーを皆さんに感じてもらい、たくさんの皆様が明るく前向きに笑顔が街に溢れるようにと楽しみにしてます。
彼らのアートはこの街の皆様を笑顔にするパワーがあります。不思議と笑顔になるエネルギーを秘めてます。街にたくさんのアートが溢れる未来を想像するとワクワクが止まりません。
葛飾には物づくりに独自の拘りと信念をもった目が輝いている素晴らしい職人さんがたくさんいらっしゃいます。葛飾区の伝統工芸とアーティストのコラボレーションアイテムをリターン品に組み込みました。見ているだけでも笑顔になる、笑顔が溢れるアイテムがたくさんあります。またその商品を手に取ると作者/作り手の想いも感じることができます。世界に誇る葛飾のモノづくりを是非感じてもらいたいです。
本プロジェクトを通じ様々な方とお話をさせて頂いた際に自身の原点に振り返る瞬間がありました。当時の江戸川病院では、それまでの医療機関では絶対に考えられなかった大きなモダンアートが至る場所に飾られていました。それを見ているだけで不思議とワクワクし元気をもらえている自分がいました。
「暗くなりがちな病院で明るく前向きに病と向き合って欲しい」という故加藤隆弘先生の想いがありました。多くの医療機関の皆様がこの想いを共感して近年ではホスピタルアートがたくさんの医療機関で見られるようになりました。医療機関の現場にアートを導入することで空間内が快適で癒しの場になりポジティブなマインドをもたらします。
今回、〜アートの力を医療の現場へ〜『アート』+『医療』プロジェクトも企画させて頂きました。葛飾区内の医療機関にアートパネルを寄贈させて頂きます。
現在新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取り組んでいる葛飾区内の医療機関の皆様・患者様の皆様を少しでも笑顔にしたい、そんなプロジェクトの想いが届けばと思います。
多くの方々にご支援いただき、皆様にもアートの持つエネルギーを! 葛飾区発信エネルギーを! 是非感じてもらいたいと思います。 今回のプロジェクトは葛飾区に縁のある皆様と作り上げた「Made in 葛飾」です。
そして、再び不自由なく外出ができるようになった際は、是非葛飾区にお越しください。
By サッカーキング編集部
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