C大阪のフォルラン(左)と山東魯能のV・ラヴ(右) [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節が11日に行われ、グループEではセレッソ大阪と中国の山東魯能が対戦した。
韓国で行われた浦項スティーラーズとの第1節では1-1の引き分けに終わったC大阪。ホームにこちらもACL初戦を1-1のドロースタートとなった山東を迎えた一戦では、柿谷曜一朗がベンチスタートとなり、ディエゴ・フォルランや山口蛍らが先発。山東はCSKAモスクワ時代に本田圭佑とチームメートだった元ブラジル代表FWヴァグネル・ラヴらがスタメンとなった。
試合は開始5分に早くも動く。山東は右サイドの浅い位置でFKを得ると、ゴール前に送られたボールがファーサイドまで流れる。これをワン・ヨンポーがヘディングで折り返すと、アロイージオが押し込んで先制する。
さらに26分に山東は、自陣でGKからのロングボールをゴイコ・カチャルを背負いながらV・ラヴがペナルティエリア内で収めると、振り向いて右足を振り抜き、ゴール左へシュートを決めて追加点を獲得。終盤にはCKからのヘディングシュートをC大阪GKキム・ジンヒョンが好セーブで防ぐなど、山東は効率的な攻めを見せる一方、C大阪はボールを支配するも無得点のまま前半を終える。
C大阪はハーフタイムに、南野拓実をベンチに下げ、柿谷を投入。しかし、次の得点は再び山東に。56分、自陣からのロングボールをペナルティエリア内右でV・ラヴが受けると、今度はDF山下達也を背負った状態から、振り向き様の左足で自身2点目を決めた。
得点の遠いC大阪はフォルランに代えてミッチ・ニコルス、扇原貴宏に代えて楠神順平を投入して打開を図る。84分にC大阪はミッチ・ニコルスが右サイドからグラウンダーのクロスを送ると、楠神がスルーし、中央でフリーの柿谷が決めるが、反撃はこの1点に留まり、3-1で山東が勝利した。
1分1敗となったC大阪は、18日に行われる第3節で、タイのブリーラム・ユナイテッドとホームで対戦する。