Jリーグ王者G大阪はグループグループ2連敗スタートとなり、早くも崖っぷちに立たされた [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2節が3日に行われ、グループFではガンバ大阪が韓国の城南FCと対戦した。
開幕節で広州富力と対戦したG大阪は0-2で敗戦。黒星スタートとなったが、「富士ゼロックススーパーカップ2015」を制した勢いのそのままに勝ち点3を奪いたいところ。対する2010年大会王者の城南FCも、初戦でブリーラム・ユナイテッドに2-1と敗れており、ともに今大会初勝利を懸けた一戦となった。
序盤から果敢に攻める城南FCは6分、左サイドからのパスを受けたファン・ウィジョがペナルティエリア内に仕掛けると、小椋祥平のファウルを誘いPKを獲得。これをリカルド・ブエノがゴール右に流し込み、先制に成功する。
早くもリードを許したG大阪は13分にエリア手前、ゴール正面やや左の位置でFKを獲得する。遠藤保仁が直接ゴールを狙うが、相手GKの正面に飛んでしまう。その後はゴール前までボールを運ぶG大阪だったが、決定的なチャンスを作れずに前半を終える。
G大阪は、後半開始から小椋に代えて明神智和を投入する。48分、米倉恒貴の右クロスは相手GKに弾かれるも、こぼれ球に遠藤が反応。右足ダイレクトで狙うが枠を捉えることができない。城南FCは52分、右サイドでキム・ソンジュンがボールを奪うと、エリア内に走り込んだキム・ドヒョンにスルーパス。キム・ドヒョンが放ったシュートはクロスバーに直撃して得点ならず。
ピンチを凌いだG大阪は、左サイドのオ・ジェソクがゴール前のパトリックにクロスを入れると、相手DFに囲まれながらもボールをキープし、背後の阿部浩之にパス。阿部が右足を振り抜いたが、パク・ジュンヒョクに防がれる。
すると68分、スコアが動く。キム・テユンがヘディングで落としたボールをファン・ウィジョがエリア内に持ち込むと、対峙する丹羽大輝を振り切りながらシュート。ゴール右に突き刺し、追加点を奪った。直後、G大阪は宇佐美貴史と藤春廣輝を投入する。
82分にパトリック、84分にリンスがシュートを放つ。終了間際には遠藤が直接FKでゴールを狙うが、最後までネットを揺らすことはできずに試合終了。城南FCが2-0で勝利を収めた。2連敗を喫したG大阪は、グループ最下位に沈んでいる。
G大阪は18日、グループステージ第3節でブリーラム・ユナイテッドと対戦する。