ACL城南FC戦で同点弾を決めたG大阪FW宇佐美貴史(右) [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節が6日に行われ、ガンバ大阪と城南FCが対戦した。
グループFで勝ち点「7」の2位につけるG大阪が、勝ち点「10」で首位の城南FCをホームに迎えての一戦。G大阪は勝利すれば自力突破となるが、引き分け以下だと、同時刻に行われているブリーラム・ユナイテッドと広州富力の対戦次第で突破の可能性もある。
開始5分にG大阪は、左サイドでボールを受けた宇佐美貴史が、ドリブルで持ち込んでエリア内左からシュートを放つが、枠をとられられなかった。すると15分、エリア手前中央でパスを受けたファン・ウィジョがワントラップから右足を振り抜くと、シュートはゴール右隅に突き刺さり、城南が先制に成功した。
反撃したいG大阪だったが、城南の厳しいプレッシングを前になかなか攻撃の糸口を掴めず、1点ビハインドのまま前半を折り返す。
後半に入って49分、宇佐美のパスに反応したパトリックがワンタッチで抜け出すが、ファーストタッチが長くなり、飛び出したGKにブロックされる。そのこぼれ球に反応した宇佐美が、ループシュートを狙うも、相手DFに阻まれた。
すると64分、G大阪が同点に追いつく。宇佐美が左サイドからゴールに向かうクロスを入れると、飛び込んだパトリックは触ることができなかったが、ボールはそのままゴール右隅に吸い込まれた。今日、誕生日を迎えた宇佐美にとってバースデーゴールとなった。
G大阪は74分、左サイドでボールを受けた宇佐美が中央へ切り込んで右足を振り抜くが、シュートは相手GKにキャッチされる。77分には宇佐美がエリア内右を突破し深いところからマイナスの折り返しを入れるが、その前に相手のユニフォームを引っ張ったとしてファーウルの判定となった。
すると82分、左サイドのショートコーナーから遠藤保仁のクロスを、ファーサイドの岩下敬輔が頭で折り返す。それに反応した中央のリンスが詰めてボールを押しこみ、ゴールネットを揺らした。G大阪が逆転に成功する。
試合はこのまま終了し、G大阪はホームで城南に2-1で勝利した。一方、同時刻に行われていたグループFのもう1試合は、ブリーラム・Uが広州富力に5-0で勝利。G大阪、城南、ブリーラム・Uが勝ち点「10」で並ぶが、3チーム間の当該成績により、G大阪が首位突破、城南は2位通過が決まった。
G大阪は、20日と27日に行われる決勝トーナメント1回戦で、グループH2位のFCソウルと対戦する。
【得点者】
0-1 15分 ファン・ウィジョ(城南)
1-1 64分 宇佐美貴史(G大阪)
2-1 82分 リンス(G大阪)