ACL全北現代戦に出場したG大阪FW宇佐美貴史(右) [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグが26日に行われ、韓国の全北現代とガンバ大阪が対戦した。
G大阪は決勝トーナメント1回戦で、同じく韓国のFCソウルと対戦し、2試合合計6-3で7年ぶりのベスト8進出を果たしていた。一方の全北現代は、中国の北京国安と対戦し、2試合合計2-1で準々決勝に駒を進めている。G大阪は、FW宇佐美貴史とFWパトリックが2トップのコンビを組み、MF遠藤保仁やMF明神智和、DF丹羽大輝らが先発出場。また全北現代は、ジュビロ磐田やG大阪でプレーしたFWイ・グノがスタメンで出場している。
前半はホームの全北現代が主導権を握る。3分、ペナルティエリア内左に抜け出したパク・ウォンジェがシュートを放つが、ミートせずGK東口順昭にキャッチされる。9分には、レオナルドがエリア手左からミドルシュートを放つが、これも東口がキャッチ。さらに25分、右サイドでFKを獲得した全北現代は、レオナルドからのボールにハン・ギョウォンが頭で合わせるが、枠を捉えられなかった。
G大阪は30分、エリア手前中央から明神が左足でシュートを放つが、相手DFにブロックされる。これを機にG大阪も徐々に攻勢に出るが、決定的なチャンスは作れない。全北現代は45分、右サイドのチェ・チョルスンからのクロスに中央のイ・ドングッがヘディングで合わせるが、わずかにゴール右に逸れた。前半はこのままスコアレスで折り返す。
G大阪は、大森晃太郎を下げて倉田秋を投入し後半を迎える。するとG大阪がペースを掴む。47分、左サイドを突破した藤春廣輝からのクロスに、丹羽がエリア手前中央からダイレクトでボレーシュートを放つが、クロスバー上に外れた。58分にはエリア手前中央でボールを受けたパトリックが、反転して左足を振り抜くが、シュートはわずかに枠の右に逸れた。
66分、全北現代はルイス・エンリケのスルーパスでエリア内左に抜け出したパク・ウォンジェがシュート。これは枠を捉えられないが、ファーサイドのイ・ドングッが反応し、滑り込みながら合わせるも、シュートはゴール右に外れた。さらに70分、イ・ジェソンが左足でシュートを放つが、これもわずかに右に逸れた。
G大阪は71分、ハーフライン付近からドリブルを開始した宇佐美が、エリア内左まで侵入しシュートを放つが、対応したアレックス・ウィルキンソンにブロックされた。73分には、左サイドからのクロスのこぼれ球に、倉田が反応しエリア手前中央からシュート。だが、これは相手GKクォン・スンテに正面でキャッチされた。だが30分、相手選手を倒した宇佐美が、決勝トーナメント通算2枚目のイエローカードを受けたため、累積警告でセカンドレグは出場停止となった。
79分、全北現代はエリア手前左のレオナルドが、右足を振り抜くがシュートは、東口にキャッチされる。G大阪は86分、宇佐美を下げてリンスをピッチに送り出した。
試合はこのままタイムアップ。G大阪はアウェーで全北現代とスコアレスドローに終わった。セカンドレグは16日にG大阪のホームで行われる。
【スコア】
全北現代 0-0 ガンバ大阪