AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝ファーストレグが19日に行われ、全北現代モータース(韓国)とアル・アイン(アラブ首長国連邦/UAE)が対戦した。
東地区を勝ち上がった全北のホームで行われたファーストレグ。前半はスコアレスで終了し、均衡が破られたのは63分だった。アル・アインのオマル・アブドゥルラフマンが敵陣右サイドでボールを持ち、相手DFを引きつける。3人に囲まれながらペナルティーエリア内へパスを通すと、ダニーロ・アスプリージャがトラップから強烈な左足ボレーをゴール左隅へ突き刺した。アウェーのアル・アインが先制に成功した。
ホームでビハインドを負った全北も、7分後に反撃。ペナルティーエリア左手前でパスを受けたレオナルドがドリブルで右側へとスライドし、シュートコースを見出して右足を振り抜く。強烈なミドルシュートがゴール左隅へ突き刺さり、1-1の同点となった。
勢いに乗る全北は77分、クロスボールに対する競り合いでPKを獲得。レオナルドが落ち着いてゴール右隅へ蹴り込み、2-1と逆転に成功した。
逆転を許したアル・アインは78分、元サンフレッチェ広島のドウグラスを投入。フル出場を果たすこととなった元鹿島アントラーズのカイオやオマルらとともに同点ゴールを目指したが、最後まで2点目は遠かった。試合は2-1で終了。全北がホームで先勝し、10年ぶり2回目のACL制覇へ前進した。
なお、セカンドレグは26日にアル・アインのホームで行われる。ホームで先勝した全北か、敗れたとはいえアウェーゴールを奪ってセカンドレグに臨むアル・アインか。アジア王者を懸けた決戦に注目だ。
【スコア】
全北現代モータース 2-1 アル・アイン
【得点者】
0-1 63分 ダニーロ・アスプリージャ(アル・アイン)
1-1 70分 レオナルド(全北現代モータース)
2-1 77分 レオナルド(PK)(全北現代モータース)