ゴールを喜ぶラファエル・シルバ(中央) [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第4節が11日に行われ、浦和レッズと上海上港が対戦した。
ここまで2勝1敗で2位の浦和が、全勝で首位に立つ上海上港をホームに迎えての一戦。両者は3月15日に行われた第3節でも対戦しており、浦和は敵地で2-3と惜敗を喫しただけに、リベンジを果たしたいところ。
浦和は前の試合で退場処分を受けたFW興梠慎三が出場停止となる一方、リーグ戦を2試合連続で欠場していたFWラファエル・シルバが復帰。そのほか、MF青木拓矢やFWズラタンらが先発に名を連ねた。対する上海上港はブラジル代表FWフッキがメンバー外となったものの、同MFオスカルや同FWエウケソンらが起用された。
最初に決定機を迎えたのは浦和だった。開始1分、左サイドの宇賀神友弥が前線にロングボールを送ると、抜け出したラファエル・シルバが右足ダイレクトで合わせたが、惜しくも右ポストを叩いた。
一方の上海上港は34分、右サイドからのクロスにゴール前のルー・ウェンジュンがヘディングで合わせる。GK西川周作は反応することができなかったが、このシュートは左ポストを叩いた。
試合が動いたのは44分。青木の縦パスを受けたズラタンがペナルティエリア内でボールをキープし、右方向へパス。これを受けたラファエル・シルバが巧みなコントロールでDF3人のタイミングをずらし、右足シュートをゴール左下に流し込んだ。
後半に入り59分、浦和は青木に代えて李忠成を投入。直後の60分にはズラタンとの交代で武藤雄樹をピッチへ送り出す。
だが、浦和は65分にこの試合最大のピンチを迎える。柏木陽介がエリア内でオスカルを倒してしまい、上海上港にPKが与えられた。それでも、自らキッカーを務めたオスカルのシュートをGK西川がストップし、ゴールを許さなかった。
さらに76分、今度はエリア内で槙野智章がハンドを犯してしまい、再び上海上港にPKが与えられる。だが、ここでもキッカーを務めたオスカルが枠の上に外してしまい、上海上港は同点のチャンスを逃した。
浦和はその後も押し込まれる時間が続いたが、GK西川を中心に凌ぎ切り、試合はこのままタイムアップ。1-0で勝利を収めた浦和がグループ首位に立った。
次節、浦和は26日にウェスタン・シドニーと、上海上港は同日にFCソウルと、それぞれホームで対戦する。
【得点者】
1-0 44分 ラファエル・シルバ(浦和)
By サッカーキング編集部
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