AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017グループステージ(GS)第4節が11日に行われ、江蘇蘇寧(中国)とガンバ大阪(日本)が対戦した。
3月15日のGS第3節で江蘇蘇寧にホームで0-1と敗れ、痛恨の2連敗を喫したG大阪。3試合を終えて1勝2敗の勝ち点「3」でグループHの3位となっている。江蘇蘇寧は3連勝で勝ち点を「9」に伸ばしており、今節で勝てば決勝トーナメント進出が決まる。
G大阪の先発メンバーにはGK東口順昭や遠藤保仁、井手口陽介らが名を連ね、初瀬亮や高木彰人といった若いメンバーも先発出場を果たした。
敵地で先制点を奪いたいG大阪だったが、開始早々に出鼻をくじかれてしまう。3分、自陣で遠藤がボールを奪われ、アレックス・テイシェイラにドリブル突破を許す。スピードを上げて同選手にペナルティーエリアへ入られると、カバーに入ったファビオもコースを消すことができず、右足シュートを決められた。
さらに7分、ペナルティーエリア左側からのパスがG大阪の選手に当たり、コースが変わったところにラミレスが反応。いち早くこぼれ球の軌道へ入ったラミレスに、エリア中央から右足で押し込まれてしまった。G大阪は開始7分で2失点を喫し、苦しい展開を強いられた。
G大阪は次第にボールポゼッション率を高めていったが、なかなか決定機を作れない。逆にカウンターから江蘇蘇寧にゴールを脅かされる場面も多く、セットプレーからピンチを迎えることもあった。
そして43分、FKから江蘇蘇寧に3点目を奪われる。ペナルティーエリア手前からの浮き球に反応したホン・ジョンホに打点の高いヘディングシュートを決められ、スコアは0-3となった。G大阪は3点ビハインドでハーフタイムを迎えることとなった。
後半開始時から、G大阪の長谷川健太監督は藤春廣輝を投入して反撃を期す。しかし決定機を作るには至らず、69分には堂安律をピッチへ送り出した。さらに78分には藤本淳吾を投入し、選手交代で活路を見出そうとしたが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。
試合は0-3で終了。3連敗を喫したG大阪は4試合を終えて1勝3敗、勝ち点「3」でグループHの最下位に転落した。江蘇蘇寧は同「12」でグループステージ首位突破。同クラブのACL決勝トーナメントは初となる。
そして、2位アデレード・ユナイテッドと3位の済州ユナイテッドが1勝1分け2敗の勝ち点「4」で並んでいる。G大阪はグループHの最下位に転落したが、両クラブとは1ポイント差で、残り2試合。逆転でGS突破を決める可能性は残されている。G大阪の次節は25日、アデレード・ユナイテッドをホームに迎える。
そしてG大阪の公式戦次戦は5日後、16日に行われる明治安田生命J1リーグ第7節でセレッソ大阪と対戦。敵地でのダービーマッチに臨む。
【得点者】
1-0 3分 アレックス・テイシェイラ(江蘇蘇寧)
2-0 7分 ラミレス(江蘇蘇寧)
3-0 43分 ホン・ジョンホ(江蘇蘇寧)
By サッカーキング編集部
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