ACL決勝第2戦の前日会見に登場した浦和の大槻監督 [写真]=Getty Images
アル・ヒラル(サウジアラビア)とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝戦の第2戦を明日に控えた23日、浦和レッズの大槻毅監督が埼玉スタジアムで行われた前日会見に臨んだ。
あまりにも“正直”な回答だった。海外メディアからの「明日の欠場選手はいますか?」という質問に対し、「第1戦目に出た選手でケガ人はいません。みんな元気です」と答えれば、「槙野(智章)選手がケガをしているという情報が入っていますが」という問いには、「していればしているし、していなければしていないでしょう」と煙に巻いた。
また、今週のトレーニングは非公開で行ってきたようで、その意図について質問が飛ぶと、「非公開です。何も伝えられません。すみません」と情報戦を意識したような回答に海外メディアの失笑を誘った。
会見のこういったやりとりを受けてなのか、「1stレグの会見では自信満々に『勝てる』と語っていたが、試合では特に何もできなかったように見えた。あれは自信を見せるためのパフォーマンスだったのか?」と海外メディアからの質問はさらに激しさを増す。それでも大槻監督は「いつも記者会見ではしっかりと話そうと思っていますが、それがパフォーマンスに見えたなら、それはそれでいい。大事なのは明日の試合でのパフォーマンスだと思うので、そこで選手に頑張ってもらおうと思います」と挑発には乗らなかった。
今日の公開練習には、朝から多くのサポーターが練習場に訪れた。「今日も朝からいい環境をサポーターが作ってくれた。非常に感謝しています。そういう責任とかを今日感じることができた。明日はさらに大きな責任を背負って大きな敵に挑みたい」。目指すのは、0-1からの逆転優勝。サポーターのために、2017年にアジアを制覇した時と同じ相手から勝利するために戦う。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト