G大阪がタンピネス・ローバースとの初戦を白星で飾った
25日、ガンバ大阪がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第1節タンピネス・ローバース(シンガポール)戦を迎えた。
2008年以来のアジア制覇に挑むG大阪は、序盤から初対戦のタンピネス・ローバースを攻め立てる。3分、チーム全体で高い位置から相手にプレッシャーをかけると、敵陣でボールを奪取。ゴール前でのパスワークのこぼれ球を、最後はFWパトリックが右足でシュートを放つ。相手DFのブロックに遭ったボールは軌道が変わり、枠の角に嫌われる。
13分にも高い位置でボールを奪ったG大阪は、敵陣ペナルティエリア左へドリブルで進入したMF小野瀬康介が、マイナス方向でラストパス。これを走り込んだFW宇佐美貴史が右足でシュートを放つが、相手DFに防がれる。21分には敵陣ペナルティエリア手前右でボールを受けた小野瀬が、右足でミドルシュート。無回転で相手GKが反応できないボールは、クロスバーを叩きこれも得点とはならない。
それでも26分、G大阪が先制に成功する。敵陣深く左サイドで対峙した相手DFと入れ替わったDF藤春廣輝が、左足で対空時間の長いクロスを供給。これを中央で待っていたパトリックがヘディングで合わせてネットを揺らした。G大阪がリードを奪う。
反撃したいタンピネス・ローバースは30分、G大阪のゴール前でパスをつなぎDFマドゥ・モハナがペナルティエリア右から弾道の低いクロスを供給。これはGK東口順昭が反応を見せるが、ゴール前へのこぼれ球をMF仲村京雅が左足でシュートを放った。しかしこの決定機はDF三浦弦太が身体を張り得点を許さず。前半はG大阪が1点リードで折り返す。
迎えた後半、G大阪はボールを奪ってから素早い展開でボールを敵陣右サイドへ。ここから小野瀬が右足でクロスを供給すると、パトリックがダイビングヘッドで合わせる。しかしボールは枠の右へと外れ、追加点には至らない。67分にはMF矢島慎也が放ったミドルシュートのこぼれ球に反応したパトリックがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定で得点は認められない。71分には左サイドからカットインした宇佐美が、ファーサイドへ右足でミドルシュート。しかしこれも右ポストに嫌われ、0-1の時間が長く続く。
それでも88分、G大阪が待望の追加点を記録した。敵陣左サイドでボールを持ったMF倉田秋が右足でクロスを供給すると、これを途中出場のFWレアンドロ・ペレイラが頭で合わせゴールネットを揺らした。G大阪にとっては大きな2点目が決まり、結局このまま試合は終了。G大阪は4年ぶり10回目となるACLの初戦を、見事白星で飾った。
次戦は28日、グループH第2節全北現代モータース(韓国)戦を迎える。
【スコア】
タンピネス・ローバース 0-2 ガンバ大阪
By サッカーキング編集部
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