AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループF第1節が15日に行われ、ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)と浦和レッズ(日本)が対戦した。
リーグ戦でここまで2勝4分4敗と波に乗り切れないまま、短期決戦のACLグループステージに乗り込んだ浦和。開幕戦では10日に行われたJ1第8節FC東京戦(0-0)からスタメンを4人入れ替え、鈴木彩艶、大畑歩夢、伊藤敦樹、松尾佑介が先発に名を連ねた。
3年ぶりにアジアの舞台で戦う浦和は、8分に幸先よく先制する。スルーパスに抜け出した江坂任が左サイドからピンポイントのクロスを供給。キャスパー・ユンカーが頭で合わせ、ゴール右隅に流し込んだ。
試合の主導権を握る浦和は、15分にリードを広げる。松尾佑介が左サイドをえぐってグラウンダーで折り返し、ゴール前の江坂が右足ダイレクトでゴール左下に押し込んだ。
42分、浦和の3点目が生まれる。酒井宏樹の浮き球パスをペナルティエリア手前で収めたダヴィド・モーベルグは、ボールの落ち際に合わせて左足を一閃。鋭い一撃をゴール右下に突き刺した。
その直後、モーベルグのミスでセーラーズが1点を返す。自陣右サイドの深い位置でボールを持ったモーベルグは、GK鈴木へとパスを送る。しかし、このボールが大きくずれてしまい、そのままゴールに吸い込まれた。
しかし、迎えた後半開始早々に浦和が再びリードを広げる。「5-4-1」にシステムを変更してテコ入れを図ったセーラーズだったが、右サイドでボールを持ったモーベルグがドリブルでDFを引き付けてボックス右にスペースに入ってきた伊藤へ。パスを受けた伊藤は冷静にファーサイドにセンタリングを送り、フリーで待ち構えていた松尾がボールを押し込んだ。
再びリードを広げた浦和は64分、暑さや連戦を考慮して、江坂、モーベルグ、伊藤に代えて、小泉佳穂、関根貴大、柴戸海を投入。71分には岩尾と明本考浩を入れ替え、小泉を一列下げて起用した。
その後も浦和は右ポストを叩いた関根のシュートやオフサイドで取り消しとなった松尾のシュート、大畑の際どいミドルなどでゴールに迫ったが、 試合はこのまま終了し、浦和が白星スタートに成功。次節は18日に行われ、セーラーズは大邱FC(韓国)、浦和は山東泰山(中国)と対戦する。
【スコア】
ライオン・シティ・セーラーズ 1-4 浦和レッズ
【得点者】
0-1 8分 キャスパー・ユンカー(浦和)
0-2 15分 江坂任(浦和)
0-3 42分 ダヴィド・モーベルグ(浦和)
1-3 43分 オウンゴール(セーラーズ)
1-4 46分 松尾佑介(浦和)
【スターティングメンバー】
浦和(4-4-2)
鈴木彩艶;酒井宏樹、岩波拓也、アレクサンダー・ショルツ、大畑歩夢;ダヴィド・モーベルグ(64分 関根貴大)、伊藤敦樹(64分 柴戸海)、岩尾憲(71分 明本考浩)、松尾佑介(86分 大久保智明);江坂任(64分 小泉佳穂)、キャスパー・ユンカー
By サッカーキング編集部
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