ACL準々決勝で神戸と全北現代が対戦した [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・準々決勝が22日に行われ、ヴィッセル神戸と全北現代モータース(韓国)が対戦した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響から、決勝トーナメントは準決勝までの全ラウンドがシングルエリミネーション(1発勝負)方式となっているACL。今回は埼玉県での集中開催となっており、神戸と全北現代の一戦は『埼玉スタジアム2002』で行われた。
神戸は、ラウンド16で実現した“日本勢対決”で横浜F・マリノスを3-2で下して準々決勝に進出した。一方の全北現代も、ラウンド16では大邱との“韓国勢対決”を経験。延長戦に突入した耐久戦を2-1で制した。
2大会ぶりのベスト4進出を狙う神戸と、過去に2度ACL制覇の経験がある全北現代の一戦は、一進一退の攻防が続く。両チームともほとんど決定機を生み出すことができず、前半はスコアレスで終了した。
後半中盤になって、試合が動き出す。先にスコアを動かしたのは神戸だった。64分、左CKの流れから小林祐希がペナルティエリア左脇から速いクロスを送ると、尾崎優成がペナルティエリア左からシュート。これは相手GKに弾かれたが、汰木康也がこぼれ球を押し込んだ。だが、全北現代もすぐさま反撃。直後の66分、モドゥ・バーロウがスピードに乗ってペナルティエリア内に侵入すると、相手GK前川黛也との一対一を制して同点ゴールを決めた。その後、両チームともに追加点はなく、1-1で後半終了。試合は延長戦に突入した。
次の1点が生まれたのは105分、全北現代が逆転する。左サイドからバーロウが柔らかいクロスを送り、ファーで酒井高徳に競り勝ったグスタヴォが頭で合わせて押し込んだ。
さらに終了間際、全北現代がカウンターで3点目を獲得。コーナーキックを獲得した神戸はGK前川も攻撃に参加したが、これは実らず。さらにセカンドボールを拾った山口蛍のパスがカットされてムン・ソンミンの独走を許し、無人のゴールへとボールを流し込まれた。
3-1で逆転勝利した全北現代がベスト4に進出した。準決勝は25日19時30分に行われ、22日20時キックオフの浦和レッズvsBGパトゥム・ユナイテッド(タイ)の勝者と対戦する。なお、西地区は2月に決勝トーナメントを実施。決勝は来年2月19日に西地区で第1戦、2月26日に東地区で第2戦が開催される予定となっている。
【得点者】
1-0 64分 汰木康也(ヴィッセル神戸)
1-1 66分 モドゥ・バーロウ(全北現代)
1-2 105分 グスタヴォ(全北現代)
1-3 120+2分 ムン・ソンミン(全北現代)
By サッカーキング編集部
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