[写真]=Getty Images
浦和レッズを率いるリカルド・ロドリゲス監督が、25日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区準決勝の全北現代モータース戦を振り返った。
11分に松尾佑介のゴールで先制しながら、55分にPKで追いつかれ、延長戦の116分にセットプレーから逆転を許した浦和。それでも120分、途中出場のキャスパー・ユンカーが試合を振り出しに戻し、PK戦では守護神の西川周作が大活躍。激闘を制して3シーズンぶりの決勝進出を果たした。
ロドリゲス監督は試合後の会見で試合を振り返り、「また、この舞台で素晴らしいプレーができました。相手に攻撃される部分もありましたが、大きなチャンスを作られたわけではない。延長で厳しい失点を受けたが、その後も諦めず、酒井宏樹がボールを奪ったところからしっかりとクロスを上げて、ゴールに結びつきました。PK戦では全員が自信を持ってやれていました」とコメント。また、ラウンド16からの3試合で選手を後押しした『埼玉スタジアム2002』の声援にも感謝している。
「サポーターが熱い応援をしている状況でした。Jリーグ、JFAの努力、サポートのおかげで埼玉スタジアムで開催できた。ありがたく思います。全員の仕事でこういったことができた。浦和ファミリーとして誇らしく思います。日本を代表してACL決勝に出場できることは誇らしいことですし、選手たちも誇らしいと思っていると思います」
集中開催となった決勝トーナメントでは先発を大きく入れ替えずに戦った。スターティングメンバーで出場し続けた伊藤敦樹や小泉佳穂、松尾だけでなく、途中出場のユンカーや江坂任、明本考浩らもしっかりと結果を残し、層の厚さを改めて感じさせた。ロドリゲス監督は充実したチーム状況について、次のように語っている。
「選手にとって、先発したいということは全員が思っていると思います。先発で出る選手が大事と思われるかもしれませんが、全員が大事。今回は小泉や松尾がうまくプレーし、ベンチにいろいろな選手がいるなかで、誰が出たとしてもチームに大切なプレーをしてくれました。ミーティングでもそういった話をしています。拮抗した試合の中で、そういった存在は大事だとACL期間中思っていました。先発を決めるのは簡単ではないですが、全員がしっかりプレーしてくれ、彼らに感謝しています」
By サッカーキング編集部
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