マルシーニョのゴールで川崎Fが白星スタート
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループI第1節が19日に行われ、川崎フロンターレ(日本)は敵地でマレーシアの“絶対王者”ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)が対戦した。
マレーシア・スーパーリーグを9連覇中のJDTとは、前回大会のグループステージでも同組となり、1勝1分けという成績だったが、最終的にはJDTの後塵を拝する結果となり、同ステージで敗退。あの悔しさを払拭すべく、敵地での一戦に臨んだ川崎Fは、直前の多摩川クラシコと同じメンバーを先発起用した。
立ち上がりはアウェイの川崎Fがボールを保持し、ゴールに迫る展開。しかし、ホームのJDTも徐々にボールを保持するようになり、エースのベルグソンやアリフ・アイマンらにゴールを脅かされる場面も。それでも31分、最終ラインでボールを奪ったマルシーニョがGKと一対一になり頭上を狙ったが、シュートはGKの頭に当たり、最後はゴールライン上でジョルディ・アマトにクリアされた。
前半は互いにゴールへと迫る場面を作りながら無得点に終わるかと思われた45分に動く。右サイドでボールを持った家長昭博が左足でボックス中央にクロスを供給。これを2列目から飛び出した瀬古樹が頭で逸らすと、ボックス左でフリーになっていたマルシーニョがバイシクルでゴールネットを揺らし、川崎Fが先手を奪うことに成功した。
迎えた後半、再び家長のクロスからマルシーニョがゴールチャンスを迎えたが、シュートは枠の外へ。すると、その直後にはカウンターからJDTのアイマンがボックス右に侵入してGKと一対一になるも、シュートはGKチョン・ソンリョンが辛うじてセーブ。ディフレクトしたボールは枠を外れた。その後はJDTの攻撃をうまくいなしながら瀬古やマルシーニョがゴールを脅かし、終盤は山村和也やジョアン・シミッチを投入して守りを固め、5バックでJDTの反撃をしのぎきった。
結局、前半終了間際にマルシーニョが挙げたゴールが決勝点となり、アウェイの川崎Fが0-1で勝利。勝ち点3を持ち帰ることに成功した。その川崎Fは次戦、10月3日にホームで韓国王者の蔚山現代と対戦。昨季のグループステージで1敗1分けと苦杯を嘗めさせられた相手に、リベンジを果たせるか注目だ。
【スコア】
ジョホール・ダルル・タクジム 0-1 川崎フロンターレ
【得点者】
0-1 45分 マルシーニョ(川崎F)
【出場選手】
▼川崎F
GK:チョン・ソンリョン
DF:山根、大南、車屋、登里(74分 佐々木)
MF:脇坂、橘田、瀬古(83分 シミッチ)
FW:家長(83分 山村)、ゴミス(67分 ダミアン)、マルシーニョ(67分 瀬川)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト